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コロナワクチンいつまで効く 見えた副反応との関係性 (産経 6/3)

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、徳島文理大学香川薬学部(香川県さぬき市)の池田博昭研究室は学内の関係者を対象に中和抗体量などを
調べる臨床研究を続けている。
2回目接種後、中和抗体量が半減する時期はファイザー、モデルナ製とも平均4カ月だったことなどを裏付け、7月の日本薬学会主催のシンポジウムで
発表する予定。
(中略)
ファイザー製ワクチン接種者29人、モデルナ製28人の2回目後の中和抗体量の消失半減期はいずれも約4カ月で、男性が女性より平均で17日以上短い
傾向があった。

池田教授は得られたデータを基に「中和抗体量が半減すれば感染防御力は下がるとみられ、2回目と3回目の間隔を5カ月に短縮したのは妥当」と分析する。

さらに「3回目接種後の中和抗体量はサンプル数が少なく確定的な事はいえないが、2、3カ月後に量がほぼ減っておらず、1回目後、2回目後とも急減して
いたのとは明らかに異なる傾向がみえている。 かなり多くの人は3回接種により感染予防に必要な中和抗体量が得られたようにみえる」と推測する。

7月の研究発表までにはサンプル数が数倍に増えるといい
「いずれのワクチンも3回接種すれば中和抗体量が一定期間持続し感染予防できることがさらにはっきりするのでは」と見込む。
また、4回目は「高齢者や基礎疾患のある人以外、早急な接種は必要ない」という現時点での見解を示した。

この他、中和抗体量が持続する人は副反応が強い傾向があった。
2回目接種後の中和抗体消失はモデルナ製よりファイザー製が早く、モデルナ製接種の女性は抗体が多く残り副反応の発現率も高かった。
3回目の腫れ具合は1、2回目に比べ小さかった。 一方で未接種者はいずれも抗体量がゼロで自然免疫などで獲得した事例はなかった。(後略)
https://www.sankei.com/article/20220603-ZKNULL565FOTJNUX5CRKEIAA3I/