日中戦争で泥沼に入り込んでいた日本軍が、アメリカ相手に勝ち目のない戦争を仕掛けた経緯は、この本が参考になる。
「参謀の戦争 - なぜ太平洋戦争は起きたのか (土門周平)」

現場どころか中央の一部将校が暴走して、アメリカと決定的な対立にまで至ったという地獄絵図。


開戦したところで、日本が勝ちに至るまでの戦略も描けていなかったというのにね
(詳しくは以下のレポート参照)

「太平洋戦争開戦時の日本の戦略 (相澤 淳)」
戦争史研究国際フォーラム報告書. 第8回より
ttps://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1052049/www.nids.go.jp/event/forum/pdf/2009/04.pdf

開戦したらしたで、「失敗の本質」で描かれているように、gdgdな組織運営で、勝てる要素がどこにも無い。
日清戦争・日露戦争は他の列強を味方につけて、うまく立ち回れたのに、ほんとにどうしてこうなったという感じ。