ロシア軍が10~15対1の砲兵の優位を持ち、1日に5万発の砲弾を撃っているのに、ほんの少ししか前進できないとはどういうこと? と人々は自問するかもしれません。
砲兵で圧倒的に有利なのに前進できない軍隊は、ふつうは成功しているとは見なされないでしょう。

これ、前進したくてできていないのか、あえて前進してないのかにもよるのでなんとも言えない気が
ロシア側が火制範囲内のウクライナ軍野戦軍の撃滅を優先しているのであれば、近接戦闘部隊を前進させずに火砲による間接射撃でそれを達成しようとするのは合理的なわけで

特に、ソ連・ロシア地上軍は敵野戦軍を撃破する要素として砲兵火力を最も重視していて、
機動兵力は本質的にはそれを補佐する存在として位置付けられる「砲兵の軍隊」だと言われているので、
今は前線の位置よりもウクライナ軍の装備・人員の損耗のほうが重要かもしれない

“Fire and maneuver”は現代の陸戦の基本だが、ロシア砲兵は“Maneuver by fire”と呼ばれる圧倒的な火力発揮による機動のコンセプトを持っているので、
砲兵陣地の位置が動かなかったり近接戦闘部隊の前進が鈍いことは必ずしも攻撃の停滞を意味しないのではないか

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