ISWハリコフ、南部評価
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-june-24
支援活動#1-Kharkiv市(ロシアの目標。北へ部隊を撤退させ、イージムへの地上連絡線(GLOC)を防衛する。)

ロシア軍は、ウクライナの国際国境への前進と、イジュム-スロビャンスク地域で活動するロシア軍への脅威を防ぐことに
焦点を当てたロシア軍はハリコフ市の北東と南東の集落への激しい砲撃を続け、6月24日に同市にイスカンダル弾道ミサイル2発を発射。
ロシア軍が集落での破壊工作や偵察グループの使用を強め、国際国境を超えて戦術上の地位を改善する攻撃行動を再開しようとしていると
ウクライナ参謀本部に報告があったロシア軍は国際国境の近くにある集落を破壊し、攻撃行動を再開しようとしているという。
ウクライナ国防省報道官のOleksandrMotuzyanykは、ロシア軍がハリコフ州北東部のロシアの地上連絡線(GLOCs)上の集落である
VelykyiBurlykに人員と工学機器を集積し始めたと指摘し、おそらくIzyumとLuhansk州へのロシアの物流ルートを維持しようとし続けているとした。

支援活動#2-南方軸(目標。ウクライナの反撃からケルソン州、ザポリジア州を防衛する。)

6月24日、ウクライナ軍がケルソン-ミコライフおよびケルソン-ドニプロペトロウシク州境で反撃する中、
ロシア軍はケルソン州で攻撃活動を行わなかった。ウクライナ参謀本部は、ロシア軍の半数が、
この地域におけるウクライナの反撃の成功を受けて、ケルソン=ドニプロペトロフスク州境のすぐ南にあるオルヒネに退却したと
報告したロシア軍はインフレート川の西岸にあるウクライナ軍の拠点に対して空爆と砲撃を継続的に行っている。
ウクライナ国防省の報道官オレクサンドル・モツヤニクは、ロシア軍がケルソン市へのウクライナの反攻を抑制するために
ケルソン市の北西20kmの集落に砲撃を行ったことも指摘した。30]ロシアの報道機関は、
ロシア国家警備隊(ロスガーディアン)長官ヴィクトル・ゾロトフがロシア軍人に賞を配るために6月24日に不特定のケルソン州の
集落に到着したと報告したが、彼の訪問の意図はまだ不明瞭であった。