日本の初期1等潜水艦は全てドイツ帝国海軍巡洋潜水艦からの派生ないし影響を受けて作られたもの
第一次世界大戦の戦訓は、低速な護送船団に対して高速な水上速力の潜水艦で何度も攻撃してしまえと言うもの
これを日本海軍はアメリカ太平洋艦隊攻撃に使えると考えて海大型を作ったわけだが、洋上航空(空母)艦載機の発達と潜水艦探知能力の向上が上回ってしまい、
(参戦国の中では)潜航騒音が大きかった日本海軍潜水艦は戦術の幼稚さも相まって第二次世界大戦では押さえ込まれてしまった

ドイツに比べて潜航騒音が大きいと判明するのは、イ30がロリアンへ到着した後の1942年8月
だが、イ30は帰路途中で事故撃沈したためほとんど知られず、U511が呉へ到着した1943年8月になって判明

赤城を売り払ってでもUボートII型を1935年に仕入れていたら、1940年には新たな潜水艦作戦の方針が立てられたと思うけど難しいだろうね