今月号のアワーズには久しぶりにドリフターズの最新話が載ってた。

まず小スピキオが着目したのは

・黒王軍はそれまで文明や産業を持たぬ亜人種どもに、農業や工業の概念を教えて自前の食糧生産を行わせるも、
 本来農業とは膨大な知見とノウハウの蓄積が無ければ成り立たないのだから、所詮付け焼刃に過ぎない。
・そして黒王は無限に麦を生み出す事によって、前線の主力兵団の糧食を賄えているが、それで国王軍全軍
 (そして黒王領全域)の補給や兵站が賄える訳では無い。
・黒王軍が進撃し前進する程、本国との距離は伸びて行くし、制圧した敵国に駐屯する亜人兵を食わせるにも、
 長大な補給線を一々黒王軍の本陣から引かねばならない。

・つまり普通の戦争とは違い、「本国から前線に物資を送る」のではなく「最前線から本国迄物資を送らないと後方を養えない」
 のだから、そこを狙われるといかな強大な黒王軍と言えども、本国や広大な占領地は干上がってしまう。

・実際、豊久たちは黒王軍の本陣から後方へ送り届ける大量の食糧が集積された中間補給基地を次々襲撃し、
 貴重な糧食を片端から焼き払い始めた。