>>530
wikipediaの記載だと
零戦二一型
巡航3,350 km(増槽あり)
巡航2,222 km(正規)

全速30分+2,530 km(増槽あり)
全速30分+1,433 km(正規)

零戦五二型
全力30分+2,560 km(増槽あり)
1,921 km(正規)

さかのぼって「昭和十一年度 航空機種及性能標準」では【艦上戦闘機】は
>航続力:正規満載時全力1時間
と定められていたようで、それに加えて「十二試艦上戦闘機計画要求書」では
>最大速力:高度4000mで270ノット以上
>航続力:正規状態、公称馬力で1.2乃至1.5時間(高度3000m)/過荷重状態、落下増槽をつけて高度3000mを公称馬力で1.5時間乃至2.0時間、巡航速力で6時間以上
となっているので、航続【距離】として出てきている数字は上の通り。

Bf109だとこれもwikipedia(英文版)では元々の要求が
【最高速度400 km / h(250 mph)、6,000 m(20,000 ft)で、20分間維持され、合計飛行時間は90分である必要がありました】
つまり70分巡行の20分全開、これじゃ色々都合が悪かったろうなと。

Me109Gまで発展した時点では、
・最高速度が642km/h(高度6300m)で巡航速度が590km/h(?)(高度6000m)、戦闘行動半径が440-572km、フェリー航続距離が1144km/1994km(ドロップタンクなし/あり)
ということで、巡航速度が速いからずっと全開みたいなものかもしれないが、全速30分という零戦よりそう厳しいようには見えない。

結局バトルオブブリテンでは戦闘可能時間15分だったのだから、仮に【零戦の30分を超える厳しい全開時間要求】とやらがあったところで、実現できていないのだ。