【梨泰院雑踏事故】犠牲者の財布や貴金属などの遺品、ほとんどが現場で盗まれていたことが判明

警察は惨事現場でバッグ124個、服258着などを回収しました。

遺失物の重量は1.5トンにもなりますが、財布や貴金属はほとんどないと伝えられます。

事故現場の目撃者の中には、財布や貴金属がない理由について一部の市民の外れた行動を指摘する人もいます。

?インタビュー:当時の目撃者
「私はその時心肺蘇生術していたんですよ。市民たちが持っていくのを見ました。

 この大惨事にもかかわらず、犠牲者を好奇の対象とする野次馬が無数に存在したことはあまり報じられていない。

 中には救助され、下着姿や半裸状態で心肺蘇生をされている女性たちを性的な目で見ていた男性もいた。

 「失神した女性の服をわざと脱がし、救助や心肺蘇生に見せかけて身体を触っていた男性もいたそうです」(韓国留学中の日本人女子大生)

むき出しの「エゴと欲望」
 混乱に乗じて、ショックを受ける女性に励ますふりをして声をかけ、「お持ち帰り」を試みる男性もいたという。

 大勢の遺体が横たわる場所で、エゴと欲望をむき出しにする人々。

 まさに「鬼畜な現場」だった。

 この日、韓国人の夫と梨泰院を訪れていた川上恵理さん(20代・仮名)も、信じられない光景を前に唖然とした一人だ。

 「すぐ近くに、救助される人や死にそうな人たちがいたのに、町中にはクラブミュージックが爆音で流れ、お酒を飲んで踊りまくる集団をいくつも見かけました。現場に残された犠牲者の財布やスマホを盗んだ火事場泥棒もいたようです