内閣改造で「防衛費増額バトル」勃発「安倍元首相の遺言」増額路線と「自衛隊員の士気を高める」現実路線
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae8070531142868308e90e2bf9738b600548e710
経済安保担当相となった高市早苗氏も、6月12日にフジテレビの報道番組で(当時は党政調会長)「必要なものを積み上げれば、10兆円規模になる」と、具体的な金額を述べていた。「スタンド・オフ・ミサイル(長距離巡航ミサイル)などの導入や、宇宙・電磁波などの領域での能力強化を積み上げると、10兆円規模になる」
政治ジャーナリストの角谷浩一氏が言う。

「8月10日の岸田首相の会見でも、5つ挙げた重点課題の最初に『防衛力の抜本強化』が来ています。でもそれをどうやるか、政府内・党内でも異なった議論があります。

 そもそも、安倍元首相の6兆円から7兆円にしても、高市氏の10兆円にしても、積算根拠がほぼない。アメリカが喜ぶ、というレベルの話に終始していました。予算をどこから持ってくるかのきちんとした議論もなかったわけです。

 岸田首相は、防衛費増額で数値目標を掲げることには一貫して慎重で、浜田氏と考えが近い。浜田氏は、防衛相就任早々、安倍元首相の補佐官だった島田和久防衛省政策参与を『更迭』しています。島田氏は防衛事務次官時代、防衛費増額の議論を主導した人物。7月1日から、岸信夫前防衛相が防衛大臣政策参与兼防衛省顧問に任命していました。この更迭は『今まで通りはやらないぞ』という、浜田氏の強烈な意思表示といえます」

7月24日には、岸田首相に近く、財政再建派の宮沢洋一党税調会長が、BSテレ東の番組で「(防衛費のGDP比2%について)本当に防衛費がそこまで必要であれば、社会保障の水準を少し切り下げてもよいのかという議論は当然、しなければならない」と述べていた。「国民の中でも、防衛費を増やすことには賛成の方が多い状況だが、打ち出の小づちを持っているわけではない」とも指摘し、増額ありきの議論をけん制していた。


浜田氏のように防衛相を経験している人は、ハイテクな装備品を購入するより、自衛隊員の福利厚生や給料・手当などについて現場の声を聞き、改善して士気を高めるという予算を向けるはず。
党内で目立つ『金額ありき』の議論をけん制するための、したたかな人事といえます」(角谷氏)

今、士気が低いの自衛隊って?士気が高まるとハイテク兵器と同じことができて銃弾を弾き返せるの?
高市が言ってるがはっきりと今必要な装備を挙げてそれらを装備するとこのくらいになると言ってて金額ありきではないと思うが?