あるべき論ではなくて、実態として「政策」を左右するのは次の3つだと言われている。

○人間の性質(hyuman nature、恐怖・名誉・利益)
○政治(政策決定の過程)
○戦略(直金下位概念)

合理性を体現する「戦略」が、政策に及ぼす影響は「ごく一部」であるというシビアな現実です。
人間的な、あまりに人間的な要素が「政策」を動かし、そして必然的なまでに自滅する。

だから、政策を戦略に展開する際に「ちょっとまてよ・・・」と「慎重(プルーデンス)」であるべきだ、と。
これが、地味ですがコリン・グレイ流派戦略「最終奥義」です。
そして、敵のhyuman natureによる自滅を待つ。