前略
破壊されたムリーヤのチーフパイロット、ドミトロ アントノフ氏がキエフ インディペンデント紙に語ったところによると、NATOの航空機の退避勧告時点で、ホストメル空港の殆どの航空機はAn-124ルスランを除いて一切の制限なしに完全に運用可能で、直ぐにも離陸出来る状態でした
しかし、2月5日のムリーヤの最後のフライトの後、ホストメルは6基のムリーヤのD-18Tエンジンの1つをルスランに取り付ける為に取り外す判断をしました
2月18日、技術者達はムリーヤにエンジンを戻す準備を始め、23日には取り付けを完了させます
これは、2月23日の午後10時、攻撃の7時間前迄にはムリーヤがホストメルを離れる準備が出来ていた事を意味します
中略
ドミトロ アントノフ氏は続けます、(他のウクライナの空港と異なり、ロシアの侵攻を妨げる為に障害物で)ホストメル空港を閉鎖する様な事はなく、深夜、マレーシアへ商業定期便のルスランが離陸して行きました
しかし、最後までムリーヤに飛行の指示は出ませんでした
以下略
(キエフ インディペンデント電子版 2022年4月15日付記事
破壊されたAn-225のチーフパイロット「我々は必ず2機目のムリーヤを完成させる」)