>>238の続き

よく米空母が「暗号解読により待ち伏せしていたこと」が勝因とされますが、
それは正確ではありません。

暗号解読が有用なのは、作戦計画の段階、
具体的にはミッドウェー基地を増強し、ミッドウェー沖に3隻の空母を集結させた
ところまでの話で、戦闘段階では”役に立たない”のです。

繰り返しになりますが、
米空母が200浬を隔てた距離に所在した場合、攻撃隊を発進させる
(150浬まで接近)までに2時間以上要します。

日本側は0130時に索敵機を発進し、0310頃には200浬進出する。
0400前に攻撃隊を発進させ、0500過ぎには米空母上空に達する。

計算上は、互角の条件(アメリカ側も同時刻に日本艦隊を発見する)では、
攻撃隊を発進させている途中に、日本軍攻撃隊が来襲してしまうので勝てません。