https://twitter.com/GdPanzergraf/status/1571869902134476800
さて、ハルキウでのロシア軍の敗因として、
@ian_matveev
氏は以下の5つの理由をあげています。
A) 統一した指揮の欠如
B) 補給の失敗
C) 人員及び装備補充の欠如
D) 訓練不足の軍隊
E) 戦術的失策

現在の“ロシア軍”の状況
ウクライナに投入された“プーチンの軍隊”は、“主力たるロシア正規軍+その補助部隊(パラミリ部隊、ワグネル、DLNR部隊等)”
という構成になっていると思われがちですが、現状、ロシア正規軍は主力ではなく、
その他の部隊と並列される規模の存在に成り果てているそうです。
また、ワグネルがよい例ですが、それぞれ所属が異なる部隊間で指揮の統一が取れておらず、
また、部隊によって装備状況もまちまちとのことです。

この状況を「ウクライナにいるロシアの軍隊は単一の機構体ではなく、
複数の組織がそれぞれの指揮官・統制組織・部隊指揮構造を保っている」とまとめています。

ウクライナ軍の進撃ルート
ウクライナ軍は主力攻撃部隊(おそらく5個機甲/機械化編合旅団)をバラクリヤ~チュカロウシケ線に集結させて、
クプヤンシクを主目標とする突破浸透を敢行したと思われますが

急速な進撃を行う機械化兵団の最大の弱点はその側背にあるわけですが、このウクライナ軍の進撃コースの場合、
バラクリヤ~シェウチェンコヴェへ向かう部隊の右側面とチュカロウシケ~シェウチェンコヴェへ向かう部隊の左側面は、
それぞれ河川で守られることになります
ウクライナがここに攻撃の重点を置いた理由は明白だと述べます。それはここが河川に挟まれた回廊になっているからです

実際のところ、イジューム方面や北のヴェルキー・ブルルク方面から反撃する余裕は
ロシア軍になかった可能性が大きいのですが、仮にそのような動きがあったとしても、
側面を河川で守ることができたわけです。その意味で、合理的な進撃ルートだったと言えるのでしょう。
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