南雲忠一中将を再評価するスレ(46代)

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2022/11/06(日) 13:22:33.22ID:CaJiBy5N
南雲忠一中将はもっと再評価されるべき!(46代)

前スレ
[45代]南雲忠一中将を再評価するスレ(比)
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1661053459/
>>236~ニミッツ長官考察の章)

過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし
admiralnagumo@ウィキ
http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo
2023/01/29(日) 11:26:41.20ID:4436wLCx
あ、ハルゼーは第三艦隊。
2023/01/29(日) 16:53:02.13ID:0OiOe3cC
レイテのハルゼー(Third Freet 指揮官)司令部は、TF38の司令部(ミッチャーやアーレイ・バークやリーやTF38.2ボーガンやTF38.4デイヴィスン)の意見(栗田艦隊による上陸部隊への攻撃可能性とその防止策~Third Freet の分派とか)を聞かずにサン・ベルナルディノ海峡を開放して Third Freet 全軍で北上し囮の小沢艦隊に引っ掛かったわけですよね。
(具体的な意見具申や判断や命令の流れについては諸説あるようですが、そもそも ハルゼーの下でのThird Freet 内の戦術的意思決定の仕組が崩壊していたとか酷評している本もある~太平洋の試練とか)
で、結果的にサマール沖海戦が発生して 7th Freet に被害が出たと。

マリアナのスプルーアンスは(結果的には無かった)日本海軍による米軍上陸部隊への迂回攻撃リスクを考慮してTF58の行動に明示的な制約をかけて(ミッチャーの具申を明確に却下して)Operation Forager を完勝に終わらせたと。

考え方は人それぞれだと思いますけれども、これでスプルーアンスを非難してハルゼーを持ち上げる人がいるんですねえ、とか思ったのですが、実際に史実でもハルゼーやスプルーアンスのいずれにも支持派と非難派がいるわけですから、世の中そういうものなのでしょう。
490GF長官
垢版 |
2023/01/29(日) 20:11:37.33ID:mDPQG8RE
>>486
全く
実力主義(笑)ですね!

>>487
そうそう
自分が参謀総長様であったときに一少佐だったニーミッツごときの
指図を受ける謂れはない!

>>489
そうですね。評価は人それぞれでよいかと思いますが、
本職はスプルーアンスが空母戦の専門家扱いされることに違和感を覚えるわけですね。
491GF長官
垢版 |
2023/01/29(日) 20:51:35.97ID:mDPQG8RE
>>490の続き

>TF38の司令部の意見
この内容が気になるところですが、
全軍で北上してハルゼー提督の判断は”正解”(空母戦闘において理に適っている)
というのが本職の主張です。

例えば、ミッドウェー海戦において、米空母を発見するや否や
南雲長官は”再攻撃が必要である”ミッドウェー基地を一切かえりみることなく、
全力で敵艦隊撃滅に向かっている。

4隻のうち1隻を島再空襲用に残す、ということはしなかった。
この時点では米空母は1隻であり、三対一でも十分優勢であるにもかかわらず、です。
492GF長官
垢版 |
2023/01/29(日) 20:53:08.99ID:mDPQG8RE
>>491の続き

これは空母戦の本質を理解した適切な判断であり、すなわち
「敵空母への攻撃は一回きりで、再攻撃をあてにしてはならず、
初回攻撃にできるだけ大兵力を集中させねばならない」

なぜなら敵空母に対する触接維持は極めて困難であり、
天候や日没など再攻撃への環境的制約が多いから。

もちろん、ミッチャー少将がそれでもなお海峡に一群を残すべきと
具申したのなら、それが正解なのでしょう。
なにせ本職は軍歴いっさい無い、ただのサラリーマンですからね。
493GF長官
垢版 |
2023/01/29(日) 21:03:04.16ID:mDPQG8RE
>>492の続き

極端な例でいえば、ミッドウェー海戦で北上した南雲機動部隊が
完全な編成の第二次攻撃隊を発進させ、米空母3隻を沈めたとします。

ところがミッドウェー基地に残ったB-17隊が西方の日本軍輸送船団を
攻撃して多数被弾し、上陸不可能になった場合、

「友永隊長から再攻撃を要請されたのに無視した南雲は無能」
とやっぱり叩かれるでしょう。

レイテのハルゼーに対する批判はそれと同じで、
敵空母に全力で向かうのは正解だとしても、
当然それ以外は放置されるのだからリスクは生じるわけで、
神ならぬ人間に、そこまで要求することは本職にはできませんね。
494GF長官
垢版 |
2023/01/29(日) 21:12:52.19ID:mDPQG8RE
>>493

要は「脅威の評価」に起因する攻撃優先順位であって、

敵空母部隊は、他の何を犠牲にしてでも最優先で全力で攻撃しなければならない目標である。
上陸作戦において最大の脅威だから。

ゆえに、
マリアナ沖海戦のスプルーアンスは間違いであり、
レイテ沖海戦のハルゼーは正解なのです。
495GF長官
垢版 |
2023/01/29(日) 21:13:39.46ID:mDPQG8RE
>>494の続き

繰り返しになりますが、>>477
”空母の使い方”に限定しての評価です。

なぜなら、現在本編で
「空母部隊指揮官は航空出身の提督でなければ務まらないのか」
=航空出身でなければ分からない空母戦の本質?があるのか
を検証しているからですね。
2023/01/30(月) 00:50:27.07ID:QXS2X2dY
太平洋の試練の受け売りですけれども

・レイテの 3rd Freet の規模や実力からして栗田艦隊と小沢艦隊を同時に相手できる(叩き潰せる)というのがミッチャー他のTF38.n指揮官達やリーの見解
・アーレイ・バーク他はそもそも小沢部隊は囮だと判断(結果的に正解だった) 
・栗田艦隊が戻ってくる兆候は観測されていた
・なので、リーの戦艦部隊(TF34予定)やTF38.n(全4群)の1群程度は(レイテ上陸作戦支援という観点から)サン・ベルナルディノ海峡の抑えに残しては、というのがTF38司令部の主流な見解
・当時の 3rd Freet 内の戦術的意志決定機構の崩壊状況からハルゼー司令部の独走で全艦隊あげての Bull's Run に至る
・7th Freet キンケードが(多大な犠牲を払って)その尻拭いをさせられた
・マッカーサーはだいぶ焦ったし怒ったが、ハルゼーとは仲良しだったので非難は抑えた

てな話だったと思います(原文訳文はもっと上品です)。

イアン・トールの書き方だと、TF58/38(当時の米海軍高速空母機動部隊)の実力や使い方を(最初からではなく1943~1944での実戦経験を経て)最も理解していたのはミッチャーやスプルーアンスで、ハルゼー(とそのとりまき)はだいぶ劣る(が政治的観点で解任はされなかった)というニュアンスかしら(あくまで相対的な比較なのでハルゼーがダメダメとかいう話ではない)。

敵主力(マリアナやレイテだと敵正規空母部隊)に全力集中するべきというマハン流のドクトリン(≒スレ主の主張)は、時間的・空間的・規模的に空前のものとなった太平洋での水陸両用作戦では時代遅れになったという見解が背景にある本なので、スレ主の趣味には合わないかも。

それはさておき、非航空畑のスプルーアンスと航空派主流なミッチャーは(当初はさておき)仲良くやっていたようですし、レッテル貼ってのためにする話は面白いですけれども、一面的過ぎるかもしれないですね。
2023/01/30(月) 18:58:37.87ID:AyWoN+Ik
>>493
いや、空母3隻沈めたら叩かれないと思うけど
498GF長官
垢版 |
2023/01/31(火) 00:21:21.19ID:ORdbM6Ib
>>496
要約感謝です。
とてもわかりやすいですね!

実は『太平洋の試練』は上巻中巻を読み返してから下巻に入ろうと思っていて、
まだ手を出せていません。

なのでなんとも言えないところですが、ちょっと眉唾ですねぇ
ここなんか特に
>アーレイ・バーク他はそもそも小沢部隊は囮だと判断
ほんとに?後出しじゃんけんじゃなくて?
なんか総隊長と同じ”におい”を感じます。
499GF長官
垢版 |
2023/01/31(火) 00:24:00.71ID:ORdbM6Ib
>>498の続き

ただ一群を残しておけという判断は、理に適っていますので、
空母戦の専門家の意見として尊重します。

しかしここは認められない。
>最も理解していたのはスプルーアンスで

マリアナで上陸掩護に一群を残して、
残り全力で小沢艦隊捜索に西進したというのならまだしも、
最初から先制の機会を放棄して、敵に主導権を渡してしまうような
空母の使い方が「最も理解していた」とは1ミリも思いませんね。
500GF長官
垢版 |
2023/01/31(火) 00:24:47.56ID:ORdbM6Ib
>>499の続き

それにしても意外でした。
マリアナ沖海戦(中巻)では、

「スプルーアンスの決定は前代未聞で、飛行士たちは耳を疑った。
 ミッドウェーの勝者は正気を失ったのか?」
「この決定はレキシントン艦上では失望と嫌悪感をもって受け止められた」
「スプルーアンスは今夜、第五十八機動部隊の全将兵に臆病者の烙印を押した」

こんなことを書いていたイアン・トール氏が下巻では豹変してしまったんですかね。
いずれにせよ読むのが楽しみです。
501GF長官
垢版 |
2023/01/31(火) 00:25:05.76ID:ORdbM6Ib
>>497
ええ~
完全勝利の真珠湾奇襲ですら叩きまくる人たちですよ?
502GF長官
垢版 |
2023/01/31(火) 01:12:31.58ID:ORdbM6Ib
>>485の続き

タワーズ少将の経歴はwikiに詳しいですが、
米海軍の”実力主義”とやらの実態がよく分かります。

アナポリス1906年卒業なので、
フレッチャー少将やフィッチ少将と同期

米海軍の航空機運用は1910年の軽巡バーミンガムの
滑走台からの発艦が最初とされていますが、
その翌年に早くもタワーズ少尉は飛行士を志願
503GF長官
垢版 |
2023/01/31(火) 01:14:43.82ID:ORdbM6Ib
>>502の続き

当時はまだペンサコラ飛行学校がなかったので、
カーチス社に入って社長のグレン・カーチスから直接指導を受けた。

ライト兄弟の初飛行が1903年12月ですが、
1907年にはカーチス社を設立、1908年には1マイル(1.6km)の飛行に成功
1909年世界初の国際飛行競技会「シャンパーニュ大航空週間」(フランス)の
速度部門で優勝(平均時速76km)

1910年にはニューヨークで航空ショーを開催し、飛行中のカーチス複葉機と
地上の間で無電交信に成功
>>502のバーミンガムから発艦したのもカーチス複葉機です。
504GF長官
垢版 |
2023/01/31(火) 01:16:03.81ID:ORdbM6Ib
>>503の続き

1911年カーチスA-1水上機が米海軍最初の制式採用機に。
タワーズ少尉が飛行訓練を行ったのもこのA-1水上機でした。
(陸上機としても使用できる)

1913年には乱気流にまきこまれてあやうく墜落しそうになったこともあり、
まさに生粋の飛行機乗りと言えるでしょう。
2023/01/31(火) 01:28:32.22ID:ie/GsbKV
>>500 イアン・トールが豹変しているわけではないです。スレ主が引用している中巻の記述は、たしか、そのように周囲が反応したという記録(含む口話)があるという話であったはずで、筆者(トール)の見解とは異なりますから。

そのあたりの(巻末掲載の)膨大なソースの信頼性は、歴史家としてのイアン・トールをどこまで信じるかですが、素人目でも日本の文献の選択や解釈については若干微妙かなとか思うところはありましたね、たとえば大空のサムライが何回か参照されてたりしますし(プロの歴史家なので問題点は百も承知で大丈夫そうな内容のところだけ拾っているのかも)。

3巻通じてのイアン・トールの書きっぷりだと空母絡みの指揮官評価は(米国内での一般的な「評価」と比較して)
・高評価 キング、ニミッツ、スプルーアンス、ミッチャー、フレッチャー、南雲
・低評価 マッカーサー、ハルゼー
みたいな印象を持ちましたけれども、評価軸(観点)がこのスレとはだいぶ異なるので、あまり(ここでは)意味ないですね。
2023/01/31(火) 01:33:33.32ID:ie/GsbKV
ガダルカナルや南太平洋でのハルゼーは高評価な書き方だった気がします。どうも 3rd Freet / TF38 指揮官になってからがいまいちっぽいという書きっぷりだったような。
2023/01/31(火) 02:06:01.28ID:R+nfw87K
>>501
だから真珠湾では米空母沈めてないじゃん。彼らにとっては米空母を沈めてないと完全勝利じゃないんだよ
彼らの採点基準では米空母を沈めるのが一番高いのだから、米空母3隻も沈めたら名将南雲になったでしょうな
輸送船が沈んだのはN日を一日遅らせなかったのが原因
2023/01/31(火) 10:42:37.84ID:4SgUMvbt
米空母沈めないと南方作戦阻害要因を除去出来ないからだが、南雲が米空母を殲滅出来なかった理由は一般商船と出くわさないよう荒天の季節を選んだら米空母も荒天で駆逐艦への洋上給油に手間取り予定通り真珠湾に戻れてなかったから。つまり南雲のミスではなくこちらは奇襲なのに相手は予定通りの行動を取ってくれると思い込む山本一派のギャンブラー特有の甘い計算
2023/01/31(火) 17:50:24.31ID:je3W8yzE
>>507
ふと思ったが味方潜水艦の通報などで米空母がハワイ出撃に気づいた場合、作戦はそのまま続行なんだろうか?空母戦に備えて攻略船団を待機させるとかありえるのかな。ただそれは山本GF長官の采配であって南雲長官の裁量範囲ではないよね。潜水艦が打電して大和のGF司令部がそれを知っても無線封止中の艦隊からどうやって南雲長官に伝えるのやら。
2023/01/31(火) 22:21:41.17ID:n7aEluEO
>>509
厳密には山本主体自身の部隊行動計画及び通信計画を見なければなんとも言えませんが、

MI作戦スケジュール通りに米艦隊が日本潜水艦に発見されたならば、
当該発見潜水艦の発見電報、先遣部隊(6F)からの警戒・作戦指揮電報、軍令部第一部(作戦)等からの
警戒電報が、直接受信や東京通信隊から繰返し再放送されるはずです。
その場合は「予定通り」ですから、山本主体は自らの無線封止(戦闘電波管制)を継続すると思われます。

山本主体が自ら無線封止を解除するのは、自らが見方潜水艦の米艦隊発見電を受信していながら、
味方部隊の通信状況に何の変化も無いような「通信異常」と判断した場合、
あるいは米艦隊が作戦予想外の時期や場所に出現・発見され、MI作戦の修正や作戦指導が必要と判断した場合でしょう。
2023/01/31(火) 23:01:34.38ID:n7aEluEO
>>508
>荒天の季節を選んだら
開戦時期の決定は、政府、軍部の政戦略による御前会議を経たものです。
ハワイ作戦の決行時期は、自動的にたまたま冬になっただけですよ。

>一般商船と出くわさないよう
これは同作戦の奇襲性を高めるために北太平洋ルートを選んだためで、季節は関係ないですね。

>こちらは奇襲なのに相手は予定通りの行動を取ってくれると思い込む山本一派のギャンブラー特有の甘い計算
「作戦」とはそういうものです。
「相手が自分の想定パターン外を取った場合のパターンも幾つも考える」という名軍師は、歴史上でも何名いるんでしょうか?

例えば「タラント空襲」とかも、当日イタリア艦隊が存在しなければ空振り。
圧倒的な米高速部隊にしても「トラック空襲」「パラオ空襲」では、日本側に兆候が察知され日本艦隊主力の捕捉には失敗。

という訳で、作戦実施部隊には予想外に対するアドリブが常に求められます。
同じく南雲機動部隊も「コロンボ、ツリンコマリ」空襲での英東洋艦隊主力捕捉には失敗したわけですが、そのアドリブが大変面白いです。
当初作戦計画と実際の作戦行動が全く変わったことが、各戦時日誌で分かります。
512GF長官
垢版 |
2023/01/31(火) 23:25:26.34ID:ORdbM6Ib
>>505
なるほど
確かにその後で、米パイロットたちが
「俺たちの親分(ミッチャー)が、ド素人のスプルーアンスにガツンと意見してくれるぜ」
と思ってたのに期待外れでがっかり(意訳)
になってますね。

思うに、スプルーアンスの評価は引用部分がアメリカでは定番になっていて、
トール氏はそれを覆そうとペンを取ったのかも
知らんけど
513GF長官
垢版 |
2023/01/31(火) 23:26:07.45ID:ORdbM6Ib
>>507
ええ~
ホーネット沈めてエンタープライズ撃破で、味方は1隻も沈んでないのに
搭乗員の損耗は日本の方が多いんだぞ!って素直に喜べない人たちですよ

心配だなぁ>3隻沈めて名将南雲
514GF長官
垢版 |
2023/01/31(火) 23:26:33.32ID:ORdbM6Ib
>>506
ブルのブルたる所以が発揮されましたからね

>>508
ええ!?
エンタープライズの行動予定を把握してたんですか?

>>509
そのためにGF司令部が前線まで出張ってきたのですから

>>510
つまり「便りの無いのは良い便り」

>>511
そうそう
なぜか日本側だけ”万が一”にも備えておくことを要求する無理ゲー
2023/01/31(火) 23:41:16.75ID:n7aEluEO
>>506
>どうも 3rd Freet / TF38 指揮官になってからがいまいちっぽいという書きっぷりだったような。

なるほど、私は同書は未読なんですが、個人的には同時期のハルゼー提督の「戦略眼」は高く評価しています。

将来計画の米軍フィリピン攻略時期は、当時の米軍中枢の作戦予定時期と、
日本側の軍令部第三部(一般情報)第五課(対米)と軍令部特務班(通信諜報)の推定時期は、全く同一でした。

しかしフィリピン等への事前空襲で、日本側の空軍力の貧弱さを見て取ったハルゼー長官は、
フィリピン攻略作戦の大幅な前倒しを上層部に意見具申し、それが通ります。
こうして2ヶ月も前倒しされ、日本側は完全に後手に回ります。

同じようにスプルーアンス提督は、マーシャル攻略作戦、マリアナ、トラック、パラオ空襲等で日本空軍力の貧弱さを見たはずですが、ハルゼー提督のような判断はしていないようですね。
この時マリアナやパラオの攻略作戦が行われていれば簡単に落ちていたでしょう。
防御強化の松輸送が始まるのはこの後なので、当時のマリアナ防御は手薄ですからね
2023/02/01(水) 00:52:01.16ID:lLfxCDqy
>>515 43年後半のラバウル迂回もハルゼーの提案だそうですし、暴走はいただけないですが、積極的で有能な指揮官だったのでしょうね(最後は元帥ですし~多少お友達関係の忖度はあったらしい)。

ただし、中部太平洋作戦を実施した 5th Freet からの(トラック空襲等の結果を鑑みての)ヤップ他のスキップ提案(だけが理由ではないですが)で、サイパン侵攻が44年10月予定から6月に繰り上がっているそうなので、これはハルゼーの 3rd Freet がレイテ防衛の手薄さを発見してミンダナオ島攻略スキップを提案した(だけが理由ではないですが)結果レイテ侵攻が44年12月予定から10月に繰り上がったのと同じような動きですね。

44年中に硫黄島攻略という案(これは実現しなかった)がスプルーアンスのラインから出ていたとかいう記載もあったような。

ということでハルゼーだけでなく当時の太平洋戦線の米軍(ニミッツやマッカーサー麾下)はスキあらばスケジュール繰り上げを積極的・柔軟に狙って、内ゲバ(ここにはスレ主他が投稿しているブラウンシューズの乱も含まれる)しつつもどんどん蛙飛びに北上してきて、日本側は後手後手に回って(戦術的にはタラワやマリアナやペリリューやレイテで各論的な米側への批判あれども)戦略的には日本側の完全敗北、という書きっぷりだったと思います、太平洋の試練は。
517GF長官
垢版 |
2023/02/01(水) 01:07:22.29ID:atLiXHBs
>>504の続き

タワーズ中佐は、
第一次世界大戦中は、駐英武官や海軍予備航空隊の顧問など
戦後に飛行艇による大西洋横断飛行を成功させ、米海軍航空隊の第一人者に。

ここで登場するのが、ウィリアム・モフェット少将。
「アメリカ海軍航空隊の父」と呼ばれる人物です。

1890年アナポリス卒業
1898年米西戦争に参加
1914年ベラクルス戦役(メキシコ)に参加
1918年戦艦ミシシッピ艦長
518GF長官
垢版 |
2023/02/01(水) 01:08:33.24ID:atLiXHBs
>>517の続き

以上のように全く航空とのかかわりはなかったのですが、
ミシシッピ艦長時代の演習で水上機の弾着観測を見て、
航空の重要性に関心を持つようになったと言われています。

1921年米海軍航空局が創設されたときに初代局長となった。

ちなみに米陸軍航空局が発足したのは1918年、
日本の陸軍省に航空局が出来たのは1920年で
どこの国でも航空の黎明期は陸軍の方が先行していたようですね。

1921年(大正10年)と言えば、
米陸軍ミッチェル准将が独戦艦オストフリースラントを爆撃機の爆弾で沈めた頃
519GF長官
垢版 |
2023/02/01(水) 01:12:26.47ID:atLiXHBs
>>515
ハルゼー株急上昇の予感!

>>516
そうですね。
ニミッツの数少ない失策と言われるペリリュー島攻略も、
ハルゼーの「パラオは迂回すべき」という進言を容れなかったからだ、
とも言われますね。
2023/02/01(水) 04:42:21.20ID:X5dzQbqq
>>511
季節等はおおいに関係あります。何のために航空素人だが多数艦の指揮に長けた水雷屋の南雲が選ばれたと思ってるんですか
2023/02/01(水) 05:57:05.62ID:d7WqNmnX
>>513
それはミッドウェーで南雲の評価がすでに確定しているから。
空母4隻で空母2隻に勝利したぐらいでは評価は覆らない
2023/02/01(水) 07:10:26.86ID:57vH3jMH
>>513
南太平洋海戦は角田が評価される
523GF長官
垢版 |
2023/02/01(水) 22:42:32.10ID:atLiXHBs
>>520
多数艦の指揮に長けた南雲長官だから冬の北太平洋航路は反対でしたね

>>532
えー
米空母を稼働ゼロまで追い込んだのに、誉めてくれないの?
南雲長官かわいそ

>>522
隼鷹隊はちょっと戦場到着が遅かったですねぇ
524GF長官
垢版 |
2023/02/02(木) 00:00:37.67ID:Nki9Wt3J
>>518の続き

1922年、米海軍初の空母ラングレー竣工

ちょうどこの年、ワシントン海軍軍縮条約が締結され、
”巡洋戦艦”レキシントンとサラトガの空母改装が決定

海軍航空兵力が増強されるにつれて、航空局の組織も拡大
その中で、台頭してきたのがタワーズ中佐だった。
525GF長官
垢版 |
2023/02/02(木) 00:01:44.69ID:gZw1xNou
>>524の続き

日本海軍でもそうですが、航空黎明期には
戦艦を頂点とする水上艦艇と比較されて、飛行機は軽視されがちで、
パイロットたちはそれに反発して、対抗心を燃やす。

その結果、総隊長と同じように(>>10
(自分たちパイロットの気持ちをよく分かっている)航空出身の指導者を望む。
526GF長官
垢版 |
2023/02/02(木) 00:02:49.45ID:gZw1xNou
>>525の続き

彼らにとって、タワーズは最古参のパイロットだけにあこがれの存在だった。
wikiによれば、「クラウンプリンス(皇太子)」と呼ばれていたようです。

逆に戦艦乗りの提督たちを、因循姑息の象徴としてこれを嫌い、

中佐や大佐になってから飛行士の免許だけを取った
ハルゼーのような”なんちゃって航空提督”もその中に含まれます。
527GF長官
垢版 |
2023/02/02(木) 00:04:01.81ID:gZw1xNou
>>526の続き

Many pioneer avuators detested these new comers,
dubbing them"Jonny come lately".
              (『Black Shoe Carrier Admiral』)p9

多くの航空分野を開拓してきた初期からの飛行士たちは
彼ら(飛行士の免許だけを取って空母艦長になる者たち)を嫌い
”新参者”とあだ名をつけた。

「Jonny come lately」とは、軍隊用語ではなく、
直訳すると、ジョニーは遅れてやって来る
ですが、「新参者」という意味でJCLと略されます。
528GF長官
垢版 |
2023/02/02(木) 00:04:56.65ID:gZw1xNou
>>527の続き

アニメや漫画では、主人公が組織に配属された当初は
先輩たちに名前を覚えてもらえず、「おい、新入り」とぞんざいに扱われ、
ある出来事をきっかけに、名前を呼んでもらえるようになる、
といった成長物語が定番ですよね。

宇宙戦艦ヤマト2には、その名も新米俵太というキャラクターが登場します。
しんまいではなく、「あらこめひょうた」と読むのが正しいのですが、
真田さんからは「しんまい、しんまい」としか呼んでくれない。

最後に見せ場をつくって、初めて「あらこめ」と呼んでもらうのですが・・・
2023/02/02(木) 06:13:06.18ID:9mJVuUuQ
新参者は通過儀礼を経ないといつまでも新参者扱いはどこも同じ
530GF長官
垢版 |
2023/02/02(木) 22:08:41.79ID:gZw1xNou
>>529
そうですね。本職はプラネテスのタナベを思い出します。
531GF長官
垢版 |
2023/02/02(木) 22:34:54.73ID:gZw1xNou
>>528の続き

新入りはいつまでも新入りというわけにはいきません。
通過儀礼を経て一人前として認められるか、
そうでなければ職場を去るしかない。

しかしタワーズを頂点とする航空派閥にとって、
JCLはいつまで経っても「新参者」のままであり、
自分たちの仲間だと認められることはない。

まして飛行士の免許すら持っていないフレッチャーやスプルーアンスは
論外と言ったところでしょう。
532GF長官
垢版 |
2023/02/02(木) 22:36:21.48ID:gZw1xNou
>>531の続き

航空局長のモフェット少将は、特にタワーズ中佐をかわいがり、
自分の後継者と考えていたようです。

しかしアメリカとはいえ、航空関係は人材不足であり、
最古参のタワーズでさえまだ中佐なのだから、
将来空母部隊を任せられるような提督を育てるためにも、
もっと航空専門の佐官を増やさなければならない。

そこで飛行士出身ではなくても、これはと見込んだ大佐や中佐クラスを
引き入れる活動をしていた。
533GF長官
垢版 |
2023/02/02(木) 22:37:42.85ID:gZw1xNou
>>532の続き

日本海軍でも
>佐官クラスから目ぼしい人材を引き抜いて、航空分野で経験を積ませて、
>空母艦長や航空隊司令へ割り当てている。>>116
同じことを考えているのが面白いところですね。

そこで声を掛けられたのが、
後の合衆国艦隊司令長官アーネスト・キング大佐や
水陸両用部隊指揮官となるリッチモンド・ターナー中佐だった。
534GF長官
垢版 |
2023/02/02(木) 22:59:19.68ID:gZw1xNou
明日は帰省するのでお休みです。

今年はほんと寒いですねぇ
温暖化ちゃうんかい!って感じですが、

今日はスターリングラード陥落の日ということで
現地では戦勝パレードが行われたとニュースで流れていましたね。
これからロシア軍の冬季攻勢が始まるのかとドキドキです。

専門家()の話は長期化するという予想ばかりなので、
本職は今年夏に戦争は終わると宣言しておきましょう。

それではノシ
2023/02/03(金) 15:47:56.04ID:DhUn3xaS
スターリングラードって陥落したっけ?
2023/02/03(金) 16:21:27.10ID:d4vkwq6n
してない
95%ぐらいまではドイツ軍が支配してたけど
まあもう後一息だったかもしれんが
結局ドイツ敗北は変えられんよ
2023/02/04(土) 05:16:09.65ID:PS1mFpo4
陥落してないのに陥落の日とは
538GF長官
垢版 |
2023/02/04(土) 19:53:04.97ID:Zz4MzNHc
>>535-
失礼
ソ連の戦勝パレードなんだから陥落じゃなくて奪還ですね。
どうも独ソ戦となるとドイツ側の視点で考える習慣がしみついてしまって・・・
児島襄の『第二次世界大戦~ヒトラーの戦い~』 めちゃ面白い

我がドイツ軍で降伏した元帥はいない
あとはわかるな?
539GF長官
垢版 |
2023/02/04(土) 19:59:55.81ID:Zz4MzNHc
なんかロシア軍の冬季攻勢よりも前に、
中国軍の風船爆弾が米本土を襲撃してましたね

気象観測用だって言い張っても、数日後に大西洋に出たら
撃墜して回収されるからバレるだろうに
何が目的なんだろう・・・

AIでDXでIoTの時代なのに、
戦時中の和紙とコンニャクと同じ発想に驚き
540GF長官
垢版 |
2023/02/04(土) 20:40:12.54ID:Zz4MzNHc
>>533の続き

キング大佐は当時48才
直前まで水上機母艦ライトの艦長だった。
ライトは偵察艦隊航空部隊の旗艦です。

42才のターナー中佐と”同期生”としてペンサコラに入校
周りは二十歳を過ぎたばかりの少尉ばかり

ハルゼーと同じ状況ですね。>>390
541GF長官
垢版 |
2023/02/04(土) 20:41:31.09ID:Zz4MzNHc
>>540の続き

これが1927年(昭和2年)のことだった。
この前年(1926年)、タワーズ中佐は空母ラングレーの副長として
自ら操縦して着艦を成功させています。

おそらくモフェット航空局長は、キングがパイロットの資格を取ったら
空母の艦長に据えるつもりでペンサコラ入りを勧めたのでしょう。

ほんとは愛弟子のタワーズがいいんだけど、まだ中佐ですからね。
542GF長官
垢版 |
2023/02/04(土) 20:42:44.69ID:Zz4MzNHc
>>541の続き

まず1928年2月に空母ラングレー艦長を勧めますが、
キングはこれを断っています。

ラングレーは鳳翔と同じく実験艦の要素が強く、
キングとしては最新鋭の(空母改装が終わったばかりの)
レキシントン艦長を希望していたのでしょう。

その希望通り、6月にモフェットはキングをレキシントン艦長に推薦し
内定までもらっていました。

ところが土壇場になって航海局が却下
理由は不明ですが、さすがのキングも落胆したようです。
2023/02/05(日) 10:33:02.08ID:UPuktP8R
ペンサコラって地名がよく出るけどそこは黎明期からアメリカ海軍航空隊の聖地みたいな場所なんだろうか。
544GF長官
垢版 |
2023/02/05(日) 11:51:23.79ID:g7BeR2wL
>>543
そうですね。「米海軍航空隊のゆりかご」と呼ばれているそうなので、
日本海軍なら横須賀か霞ヶ浦といったところでしょうか>聖地

ペンサコラはフロリダ半島のつけ根、メキシコ湾に面した都市です。
中南米は「アメリカの裏庭」と言われ、多大な権益を有しているので
航空基地以前から米海軍にとって重要な拠点で海軍造船所もあった。

英語版wikiによると、
第一次世界大戦前の1913年に予算が承認されて、
1914年1月、正式に米海軍航空学校がペンサコラに設立

そこへすでに飛行士として活躍していたタワーズ中尉らが
教官として設立メンバーに加わった。
そして、第一期生としてミッチャーらが入校してきたという流れですね。
545GF長官
垢版 |
2023/02/06(月) 23:41:15.96ID:0LXAX64T
>>542の続き

自分が推薦した手前、責任を感じたのでしょう。
モフェット少将は、キングに航空局次長のポストを用意します。

しかしこれが大失敗だった。

忖度?なにそれ美味しいのw
ゴーイングマイウェイのキングですから
局長と次長の二人は、しばしば対立が表面化
546GF長官
垢版 |
2023/02/06(月) 23:42:10.99ID:0LXAX64T
>>545の続き

キングは大尉時代、アナポリス兵学校に砲術教官として赴任しますが、

「キングの対人処世術の不味さは相変わらずだった。
砲術科主任教官のグラント中佐とは、しばしば対立し、
我慢の限界を超えたグラント中佐は校長に報告する。

キングは校長に呼び出され注意を受ける。
校長からは、グラント中佐に詫びを入れなければ辞めてもらうしかない、と。
やむなくキングは謝罪せざるを得なかった」
(『アーネストキング~太平洋戦争を指揮した米海軍戦略家』谷光太郎/著)p30
547GF長官
垢版 |
2023/02/06(月) 23:42:53.75ID:0LXAX64T
>>546の続き

その頃から何も変わっていなかった。
わずか9か月でキングは辞任を申し出て、
ノーフォーク海軍基地司令に転任となった。

そしてキングの後任として1929年4月に航空局次長になったのが
タワーズ中佐だった。
548GF長官
垢版 |
2023/02/07(火) 23:58:36.29ID:BWXLWssR
>>547の続き

航空局長が少将ならば、次長はひとつ下の大佐が普通
そこへタワーズ”中佐”が据わったのは大抜擢
当時最年少次長だったようです。

モフェット少将のお気に入りだったことがよく分かりますね。
549GF長官
垢版 |
2023/02/08(水) 00:00:32.97ID:bwhIDiWz
>>548の続き

ちょうど1930年にはロンドン海軍軍縮条約会議が開催され、
モフェット少将も代表団の一員として欧州へ赴いたため、
その間、タワーズ次長が局長代理として実質航空局を仕切っていた。

それを利用して、航空局を自分の子飼いでかためてしまう。

計画課長はリッチモンド・ターナー中佐
計画課員にマーク・ミッチャー少佐
機材課員にチャールズ・パウノール少佐
       ドナルド・ダンカン中尉
550GF長官
垢版 |
2023/02/08(水) 00:01:34.54ID:bwhIDiWz
>>549の続き

パウノール少将は後に、スプルーアンスの第五艦隊が新設され
中部太平洋方面の反攻が始まったときの米空母部隊指揮官で、
彼の後任がミッチャー少将

ダンカン大佐は、米海軍作戦本部の航空参謀として
ドゥーリットル東京空襲計画を立案する人です。

このように太平洋戦争で主要人物となる航空出身士官を集めて
”タワーズ派閥”をつくりあげ、
さらに有力議員や財界とも結びついて海軍内の政治的な発言力を
強めていきます。
2023/02/08(水) 11:31:52.97ID:SGe9oqMG
自分の子飼いだけで海軍航空を固めるなんてことやってたら嫌われるぞ。
2023/02/08(水) 11:50:26.33ID:i5RnIb8F
一本釣りしまくらなきゃ先の見通しが不透明な航空畑に来る物好きは居ない
553GF長官
垢版 |
2023/02/09(木) 23:47:45.89ID:msJAJB7f
>>551
まぁ、かためるほどの人材はいなかったと思いますけどね

>>552
若い飛行士たちにとっては、あのタワーズ様から声を掛けていただいたぞ!
と喜びにうち震えたことでせう。
554GF長官
垢版 |
2023/02/10(金) 00:00:26.39ID:4EhxiShz
>>550の続き

同じ頃、キング大佐はどうしていたかと言うと、
1930年6月に、念願の空母レキシントン艦長になっていた。

喧嘩別れしたとはいえ、モフェット少将はキングを見捨てたわけではなく、
この年の5月、空母サラトガ艦長を勧めます。
今度は航海局に内定をしっかり取り付けたのでしょうか。
555GF長官
垢版 |
2023/02/10(金) 00:01:17.50ID:4EhxiShz
>>554の続き

ところがキングはこれを拒否、あくまでもレキシントン艦長を要望する。
同じ型の空母なんだから、どちらでも同じじゃないかと思いがちですが、
これにはちゃんとした理由があります。

「両艦は姉妹艦だが、サラトガは航空艦隊の旗艦だから
司令官の少将が座乗する。
レキシントンの艦長なら、”お山の大将”となれるのだ」(p81)

サラトガ艦長になると、艦橋で司令部と同居することになるので、
航空局の時みたいに、またもめそうですからね。
556GF長官
垢版 |
2023/02/10(金) 00:01:53.45ID:4EhxiShz
>>555の続き

このようにして念願のレキシントン艦長となり、
キング自身も熱心に職務に取り組んだようで、wikiによれば

乗員からは「アーニーおじさん」と慕われ、 ※名前がアーネストだから
艦長を退任するときは、盛大な送別会が開かれ、
あのキングが思わず涙ぐんだ!と言われるほど。

しかし、レキシントン艦長就任は、
キング対タワーズという新たな火種の始まりでもあった。
2023/02/10(金) 06:21:22.09ID:4MEgd2u/
嫌われ者のキングが米海軍の中枢に居ると言う天佑を日本は活かせなかった
558GF長官
垢版 |
2023/02/10(金) 23:45:44.30ID:4EhxiShz
>>557
逆でしょう。欧州優先が基本方針のアメリカ軍の中で、
太平洋に兵力を持ってこれたのはキングの強引さあったなればこそ
調整型のニミッツでは無理ですね。
559GF長官
垢版 |
2023/02/11(土) 00:07:17.32ID:C7My52ds
>>556の続き

この時点で、キングとタワーズの間に接点はなく、

そもそもキングはアナポリス1901年組、タワーズは1906年組で
5年も離れているので、出世争いにもならないはず。

ところがそうはならないところが歴史の面白さ。
560GF長官
垢版 |
2023/02/11(土) 00:08:30.28ID:C7My52ds
>>559の続き

それまで空母部隊を統括する航空艦隊司令官は、
ブル・リーブス少将でしたが、
1931年6月にハリー・ヤーネル少将に交代

そして大佐に昇進したタワーズが航空局次長から
航空艦隊参謀長に転出してきたのです。

しかしこの時点では、航空艦隊旗艦はサラトガなので、
司令部はサラトガに座乗しており、
レキシントンのキング艦長とは直接のかかわりはありません。
561GF長官
垢版 |
2023/02/11(土) 00:09:40.31ID:C7My52ds
>>560の続き

1932年2月、米太平洋艦隊はハワイ沖で艦隊演習13を実施。
後に真珠湾攻撃の時に引き合いに出される話ですが、
演習の中で、キング率いるレキシントンから発進した攻撃隊が
”真珠湾奇襲”に成功しています。

この演習の後、サラトガはブレマートン工廠(西海岸のシアトルの近く)に
ドック入りしたため、一時的に航空艦隊旗艦がレキシントンに移乗

ついに艦橋でキングとタワーズが揃うことになってしまった。
せっかく旗艦じゃない空母の艦長を選んだと言うのに!→>>555

ともに譲らない性格ですから、ことごとく対立することになったのです。
2023/02/11(土) 04:32:23.55ID:fbCQxuQo
>>558
キングは強引なだけでアメリカですら協調性に欠落と評価されるヤツ
563GF長官
垢版 |
2023/02/14(火) 00:56:36.43ID:0I7dqM/7
>>562
アメリカ人も”空気は読む”と思いますがねぇ
564GF長官
垢版 |
2023/02/14(火) 01:25:53.98ID:0I7dqM/7
>>561の続き

1933年、キングは少将に昇進し、レキシントン艦長から転出します。

>>342の通りで、米海軍では少将が最上位階級になる。
それ以上の中将や大将は役職に対して付与されるものなので、
その職から外れるとまた少将に戻る仕組み

キングはこのとき54才
最終目標は海軍作戦部長ですが、少将の最初の仕事として狙ったのが航空局長
すなわちモフェット少将の後任です。
565GF長官
垢版 |
2023/02/14(火) 01:27:00.74ID:0I7dqM/7
>>564の続き

モフェット少将は1921年に航空局が新設されて初代局長になって以来、
12年間も同じ局長の地位にとどまり続けていた。
もう64才で定年(1933年10月)が迫っている。

航空局長の後任を誰にするか。
彼自身は愛弟子のタワーズを据えたいと望んでいたが、
大佐に昇進したばかりで、少将はまだまだ先
566GF長官
垢版 |
2023/02/14(火) 01:27:42.66ID:0I7dqM/7
>>565の続き

米海軍の人事を決めるのは航海局の所管です。

彼らは、自分たちの”縄張り”を荒らすとしてモフェットやタワーズが
身内ばかり航空局に集めようとする動きをこころよくは思っておらず、
一時はモフェット航空局長を更迭しようとしたこともあるほどだった。

前年(1932年)11月の大統領選挙で民主党のルーズベルトが
共和党のフーバーに勝利し、1933年3月に第32代大統領に就任

モフェット少将の定年が半年後に迫った、この時点でも
航空局長後任は決まっておらず、
航海局では航空艦隊司令官ヤーネル少将(>>560)を推薦したが、
本人がそのまま海上勤務を希望したため流れた。
567GF長官
垢版 |
2023/02/14(火) 23:20:06.88ID:0I7dqM/7
>>566の続き

「猟官運動」という言葉があります。
希望のポストを得るために自分を売り込むこと。

よく自民党政権を批判するときに「お友達内閣」と揶揄されますよね。

アメリカの場合、大統領が変わると各省長官は総入れ替えになりますが、
その人事は、完全な大統領選挙の論功行賞です。
そっちはスルー
568GF長官
垢版 |
2023/02/14(火) 23:21:11.07ID:0I7dqM/7
>>567の続き

そして面白いのは、軍人もこの”猟官運動”をやるのです。
この場合、航空局長をめぐってキングとタワーズがそれぞれ奔走することになる。

客観的にみれば、
航空局長、空母艦長など航空関係の経歴をつんで少将になった
キングが有利

しかしそう簡単に決まったわけではありません。
569GF長官
垢版 |
2023/02/14(火) 23:22:13.62ID:0I7dqM/7
>>568の続き

なにせタワーズには現航空局長モフェット少将の強力な後押しが
ありますから。

キングもタワーズも有力な人物に手紙を書くことから始めます。

政治家の間では、モフェットの根回しもあって、タワーズ推しが多い。
タワーズも個人的に知り合いだったコーヘン上院議員に
大統領宛の推薦状を書いてもらう確約を得ていた。
570GF長官
垢版 |
2023/02/14(火) 23:23:13.61ID:0I7dqM/7
>>569の続き

一方、海軍内はキング推しが多い。
>>566の通り、プラット作戦部長やアップハム航海局長はキングを推薦
さらに海軍次官だったヘンリー・ルーズベルトはキングとアナポリス同期
だったこともあり、キング派

キング自身はノーフォーク海軍基地司令(>>547)だったときの縁で
地元の雑誌「バージニアンパイロット」のハリス編集長に依頼して
大統領宛の推薦状を書いてもらっている。

日本人の感覚からすると、軍人が政治家のようにロビー活動を
するなんて違和感ありまくりですが、アメリカでは普通のようですね。
571GF長官
垢版 |
2023/02/15(水) 23:27:10.58ID:W2igEZnL
>>570の続き

これだけの盛り上がりを見せた、
米海軍航空の次期センターを決める総選挙?ですが、
意外な形であっさりと決着がついた。

1933年4月4日、飛行船アクロンの墜落事故で
航空局長モフェット少将が殉職してしまったのです。

東海岸のニュージャージー州(ニューヨークの近く)で暴風雨に遭い、
気圧の低下で浮力を失い海上に墜落、乗員76名中生存者は3名
572GF長官
垢版 |
2023/02/15(水) 23:27:36.28ID:W2igEZnL
>>571の続き

後ろ盾を失ったタワーズは勢いを無くし、
最初はタワーズ派だったスワンソン海軍長官もキング派に寝返ったことで
航空局長はキング少将に決まった。

キングは1933年5月から1936年6月までの三年間、航空局長を務めた。
東西両岸の航空基地整備に尽力したと言われています。

一方失意のタワーズ大佐は、海軍大学校、サンディエゴ航空基地司令、
そして1936年には再び航空艦隊参謀長に返り咲いた。
573GF長官
垢版 |
2023/02/18(土) 00:02:56.49ID:IpKzHifq
>>572の続き

これで二人の因縁は終わったと思いきや、
まだまだ続きます。

キングは1936年6月、航空局長を退任し、
基地航空部隊司令官としてサンディエゴ基地に着任

主に各基地の視察や訓練の指導が仕事で、
真珠湾やジョンストン島、フレンチフリゲート礁にも寄っている。

特に飛行艇による長距離哨戒態勢の構築に尽力し、
太平洋戦争でも大いに貢献したとされています。
574GF長官
垢版 |
2023/02/18(土) 00:03:51.17ID:IpKzHifq
>>573の続き

1937年10月、基地航空部隊が偵察艦隊に編入されたことにより、
キング少将も偵察艦隊航空部隊司令官となった。

1938年1月に航空艦隊司令長官、中将に昇進
すなわち米海軍の全空母を指揮下に置くことになった。

その編成は>>344の通りで、
第一空母戦隊(キング中将直率)空母レキシントン、サラトガ、レンジャー
第二空母戦隊(ハルゼー少将)空母エンタープライズ、ヨークタウン
575GF長官
垢版 |
2023/02/18(土) 00:04:40.54ID:IpKzHifq
>>574の続き

このときのサラトガ艦長がタワーズ大佐だったのです。

タワーズ大佐は半年前まで航空艦隊参謀長でしたが、
1937年6月にサラトガ艦長となり、入れ違いでキングと一緒になることは回避できた。

ちなみにサラトガ艦長の前任者がハルゼー大佐で、
ハルゼーは少将に昇進して、第二空母戦隊司令官になるわけですね。
2023/02/18(土) 13:44:21.06ID:X8oH9KdB
ミッドウェー前に頭上演習やって赤城加賀撃沈の結果が出たあれ、あの前提は史実通りにこちらのミッド攻撃ジャストのタイミングで敵空母が出現した設定、それともミッド攻略後(無力化後)のどちらなんだろ?
前者なら予想できたことなのにそれをしなかった日本海軍の作戦面に問題ありとなるし、後者なら対等な空母戦だから順当な結果となるだろうし。
2023/02/18(土) 13:47:36.87ID:33k2eWME
>>576
それってあなたの頭の上での演習ですよね
何か史料でもあるんですか?
578GF長官
垢版 |
2023/02/19(日) 00:52:05.76ID:naIJfwDn
>>576
公刊戦史には「ミッドウェー攻略作戦の最中」とあるだけなので、
これだけだとどっちかは分かりませんね。

本職は中間の
友永隊の攻撃が終わってから(友永隊を収容してから)上陸日までの間に
米空母部隊が出現、と考えています。

すなわちミッドウェー基地航空兵力はまだ完全制圧していない状態です。
史実のように友永隊基地空襲の”最中”に出現するのは相手に都合良すぎですから。

>>577
うむむ
頭上演習は必ずしも誤字と言えないところが面白い
 
2023/02/19(日) 01:00:40.80ID:bMl+OFR5
結局9発命中が妥当だったか。
580GF長官
垢版 |
2023/02/19(日) 01:12:39.74ID:naIJfwDn
>>575の続き

その半年後の1938年1月に、
キング中将が航空艦隊司令長官として>>574
旗艦サラトガに乗り込んでくる。

すなわち、空母サラトガの艦橋に
・航空艦隊司令長官キング中将
・サラトガ艦長タワーズ大佐
がそろってしまった。
581GF長官
垢版 |
2023/02/19(日) 01:13:40.85ID:naIJfwDn
>>580の続き

またしてもですねぇ
前任者であったフレデリック・ホーン中将は、
航空艦隊の細かい運用をタワーズ参謀長に任していたので、
タワーズの好きなようにできたのですが、

キングはなんでも一人で決めてしまう性格なので
タワーズの進言など聞く耳は持たない。

タワーズの方も、相手が中将といえどもJCL(>>527)であり、
ペンサコラで初級訓練を受けただけの人間が、さも専門家面をして
航空部隊指揮官や航空行政を仕切っているのが我慢ならない。
582GF長官
垢版 |
2023/02/19(日) 01:23:46.48ID:naIJfwDn
>>581の続き

当然サラトガ艦橋はギスギスした雰囲気になるわけですね。
当直将校は胃が痛くなっただろうなぁ

ただ”艦橋に同居”とはいえ、サラトガの艦橋は上下に分かれていて、
上部艦橋が司令部(キング)
下部艦橋が艦長艦橋(タワーズ)
直接顔を合わせていたわけではないようです。
583GF長官
垢版 |
2023/02/19(日) 01:24:51.87ID:naIJfwDn
>>582の続き

幸い、航空艦隊参謀長のパトリック・ベリンガー大佐は
タワーズの親友だったので、
キング長官からの命令の意図がよくわからないときは
ベンリガー参謀長に質問するのですが、
参謀長もキング長官の意図が分からない・・・

幕僚が何か進言してもキングはイエスかノーでしか答えないし、
ノーの場合も、どこが気に入らないのかを説明しないから分からない。
キングにとって参謀たちは命令を伝えるメッセンジャーボーイに過ぎなかった。
584GF長官
垢版 |
2023/02/19(日) 01:25:26.91ID:naIJfwDn
>>583の続き

前掲書(>>546)によると
「サラトガ飛行運用士官だったバン・ドウスによると、
司令部と艦長との間は、とげとげしい雰囲気で、
互いに目と目を合わすことは避けるありさまだった」p105

やーれやれだぜ
2023/02/19(日) 05:26:56.67ID:SO/ugp1K
人の好き嫌いが人事にまかり通っている後進国が当時のアメリカ海軍
2023/02/19(日) 05:49:24.97ID:Rz7HdBuT
>>580
キング長官はなぜ、犬猿のタワーズ艦長がいるサラトガを旗艦に選んだんですかね?
自分が艦長をしていたレキシントンを選びそうなもんですが。
レキシントンも過去に旗艦になっていますし。

まあその場合でも、レキシントンが定期入渠整備等になったら、
嫌でもサラトガに旗艦の一時変更をすることになりますが。

仮に私がキング長官の立場で、タワーズ艦長等に歩みよる気が無いなら、
最悪ヨークタウン(就役1937年9月30日)かレンジャーを米空母部隊旗艦に選びますかね。
2023/02/19(日) 12:01:17.86ID:cFN2v50h
>>578
要するに味方上陸部隊がミッド上陸作戦をしていて機動部隊は支援中で動けない時に敵空母が出てくるという設定なんですね。
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