>>815の続き

その堀少将と親友だった山本少将は、
第二次ロンドン条約予備交渉に日本代表として出発する時に、
大角大臣にも伏見宮総長にも「堀の予備役編入だけはやめて」と
お願いをして行ったにもかかわらず、

帰国後に離現役を知って失望し、
「海軍の大馬鹿人事だ」
「巡洋艦戦隊の一隊と、一人の堀悌吉と、海軍にとってどちらが大切なんだ」
「仕事をする気力も張り合いもなくなってしまった」
                     (『山本五十六』阿川弘之/著)p48

人目もはばからずに落胆したとか。