>>115
でもその荒療治が出来なかったフィリピンでは未だにごく少数の大地主一族らが国内の農地の大半を占有/相続し、
農民の大半は貧困に喘ぐ小作農と言う有様なのだから、GHQの所業も一定のプラスはあったかと。

なお昭和20年代中期に共産党が山村工作隊を組織し、農村や山間地で革命工作を図った際には、農地改革で
土地を奪われ零落した元地主らも少なからず加わっていたらしい。

特に地主の息子ら都会の大学に通ってそこでアカに被れたような連中も当時多かったから、GHQに不当に財産を
奪われた恨みを晴らさんと、共産党のオルグに乗ってしまうという寸法でした。

もっともそんな頭でっかちの元地主のドラ息子なんかは、公安の連中に言わせれば大して怖くは無く、むしろ
ソ連に赤化教育を受けたシベリア帰りの元日本兵の方が余程ゲリラ戦で手強かったと。

いずれにしろ、共産党の山村工作隊は肝心の山村部での支持獲得や根拠地構築に失敗し、昭和30年代には
ほぼ一掃されてしまいましたが。