沈黙の艦隊で「救命ボートで感染病にかかった人がいたら、切る決断はせずとにかく考え続ける」と日本政治家(善人役)が述べる場面があった。

かいじの考える「正しい戦後日本人」の根本的なコンセプトが現れた一節だと思う。
冷酷に切り捨てるヒール日本政治家を書いてもいいとは思うが彼の作品では思いつかない。