「安全で低価格」
中国EVメーカーが欧州に大攻勢
https://jp.reuters.com/article/china-ev-europe-idJPKBN2SC05L

中国の電気自動車(EV)メーカーは欧州市場に狙いを定め、
トップクラスの安全性評価と山盛りのハイテク機能を備え、より安価な製品で顧客を勝ち取る構えだ。

この数カ月間で幾つかの中国EVメーカーが、
欧州における新型車の安全性評価プログラム「Euro NCAP」で最高評価の5つ星を獲得した。

5つ星を得るためには法律で定められた基準をはるかに越える高い安全機能を装備する必要がある。
5つ星を手に入れる中国メーカーは、さらに増えそうだ。

中略

Inovevの推計によると、欧州の新車市場におけるEVのシェアは2030年までに40%に高まり、
完全EV車市場における中国ブランドの販売台数は72万5000─116万台、シェアは12.5─20%となる見通し。

タガンツァ氏によると「これは控えめな予想」で、
「特に欧州メーカーが手頃な価格のEⅤが欲しいという地元のニーズに応えられない場合、もっと急速に増加する可能性がある」という。

5つ星を獲得するには、エアバッグや衝突回避システム、運転支援システム、ドライバー監視など
安全機能を追加するための高額投資が必須。

サッチャムのアベリー氏によると、中国EVメーカーはEuro NCAPに積極的に関与しており、
最高評価を得るために欠かせない投資を熱心に行なっている。

同氏は「中国製イコール低品質、危険というイメージは捨てなければならない。
中国製の品質は今や、他メーカーを凌駕している」と説明する。