オアフは置いておくとして、壱岐要塞黒崎砲台40糎砲塔砲台の実力は以下の通りです。

 最大射程を30数キロとし、16分間に8斉射し必中弾2発を期していた。(「命中」でない点に注意)
※40糎砲塔砲としての発射速度は1分1発。沿岸砲台は長時間の砲戦を必要とされるため 上記想定では射撃速度を抑えたものと思われる。

 黒崎砲台の測遠機は八八式海岸射撃具で、観測所3か所を設けた水平基線方式である。

 黒崎砲台は対岸の対馬要塞竜の崎第一、第二砲台の30糎砲塔砲台2基と射程が交差している。

 対馬、壱岐要塞間は二重の機雷堰で閉塞されている。
※対馬東水道機雷堰 深度3m、5m、15m、30m、計2,340個。

 機雷堰を避けるため壱岐に近付くと、40糎砲台に加え、渡良大島と名鳥嶋の15糎加農計8門の射程にも入ってしまう。