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ウクライナ、岸田首相の訪問招請 ゼレンスキー大統領の意向、支援拡大求める可能性も
[2023年1月5日22時39分]

ウクライナのイエルマーク大統領府長官は4日に松田邦紀駐ウクライナ大使と会談し、
ウクライナに対する日本の連帯に謝意を表した上で、
ゼレンスキー大統領の意向として岸田文雄首相に対し、都合の良い時期にウクライナを訪問するよう招請した。

大統領府の発表によるとイエルマーク氏は、日本が今年の先進7カ国(G7)議長国となったことに祝意を示した。

さらに「ゼレンスキー大統領とG7首脳の定期的な対話は、ロシアの侵略に対抗する
国際社会の努力を調整する最も効果的な仕組みの一つだ」と強調。積極的な協力に期待を表明した。

イエルマーク氏は、ゼレンスキー氏が昨年11月に提示したロシア軍の撤退や食料安全保障など和平に向けた
10項目の提案について、G7による強力な支援を呼びかけた。

松田大使は、ウクライナの主権と領土の一体性を支持する日本の立場は不変だとし、
G7議長国となった今年もウクライナ支援を継続すると応じた。

ドイツのシンクタンクによると、2022年1~11月の日本の対ウクライナ支援は金額ベースでG7諸国最下位。
ゼレンスキー氏は、岸田氏との会談が実現した際に支援拡大を求める可能性もありそうだ。

(共同)