韓国防衛産業の強み、互換性、生産力、現地生産、交渉力、政府の後押し

ロイターは躍進を続ける韓国防衛産業について「長いあいだ実力を過小評価してきた」と、
豪メディアも「無名だったKAIを始めとする韓国企業が10年で国際的な競争力をもつようになったのは本当に驚くべきことだ」と報じているのが興味深い。

NATOの主要加盟国であるポーランドとの武器取引にはK2、K9、FA-50、Chunmooが含まれ、
ロイターは両国の取引に直接関わった者を含む13人の関係者に取材を行い
「これは国際的な武器取引の中でも際立った成功例で、韓国企業が提供する装備はNATOとの互換性が確保されている上、
これを競合よりも安価で短期間に納品でき、国内発注を再調整して輸出向けの生産スペースを確保したり、短期間で生産能力を拡張することができる点が強みだ」と指摘、
ある欧州の関係者も「我々なら交渉をまとめるのに何年もかかるが、これを韓国は数週間から数ヶ月でまとめてしまう」と述べている。

ポーランド政府の関係者も
「韓国が競合よりも早く装備を提供できると提案したことは重要な考慮事項だった」と明かし、
実際に韓国は契約締結から8ヶ月間でK2を21輌、K9を36輌を届けており、
ポーランド国際問題研究所の研究員も
「ハンガリーは2018年に発注したレオパルト2A7+を1輌も受け取っておらず、
ドイツの限られた生産能力を考えると韓国の提案に対する各国の関心は高まる一方だ」と指摘している

https://grandfleet.info/indo-pacific-related/south-koreas-defense-industry-strengths-compatibility-productivity-local-production-bargaining-power-and-government-support/