アニメ業界の未来を考える会で植田氏は代表世話人を、西位氏は世話人を、VOICTIONで岡本は共同代表を務める。



また、岡本は
「声優は事務所に所属していても、ほとんど個人事業主。
今、課税事業者になるか、免税事業者になるかの選択を迫られている。
96%が免税事業者という実情があります。
課税事業者になると消費税の課税義務があると知らずに促されるまま登録している人がいっぱいいます。
いろんな業界で起きていることですけど」と実情を語る。

免税事業者のままでは、仕事が静かに減る可能性も出てくる。
一方、課税事業者になれば煩雑な消費税の処理が必要になってくる。
「(課税事業者になっても)税理士を雇える人ばかりではありません。
もし雇えなければ個人で時間を割いてやらないといけない。
私たちは自分を磨くために時間を使いたいんです。
あと、若い子たちはバイトしながら、いつかトップを取るために山を登っているんです。
なまけているワケじゃない。
その山を登っている人たちを、ごっそりなくそうとしている。
(免税事業者、課税事業者の)どちらも正解じゃないボタンを押せ、と言われている。
免税事業者のままでもいられるでしょう。
ただ、同じような年齢で同じようなスキルだと、楽な課税事業者に仕事を振る。
私のようにフリーだと、表立って『インボイス制度未登録だから』とは言わない。
何か起きるかと言われれば、そっと消えていく。
これが1番、恐ろしいこと。そういう人がたくさんいます。
もし公正取引委員会に言ったって助けてくれない」と説明。
最後は、自身についても「廃業も視野に入っています。こんなの何もいいことないんです」と目を赤くしながら声を上げていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c96a9942d3c3284a5b8c0a5ff4f624e5cde1f747