ウクライナを支援するアメリカのドクトリンですが、
一般的なイメージと異なり「作戦次元における火力優勢」に関する理解が浅い。
戦術次元のFDCは優秀なのですが、「作戦次元での火力優勢」という発想がそもそも乏しく、
それを管理する戦域火力調整機能すらない。
冷戦後に「旅団戦闘団」に戦力を分割したときに、軍団以上の火力調整機能を解体してしまい、
今日に至っています。
だから、アメリカからして、ウクライナにどんなアセットを渡せば作戦次元での火力優勢を確保して、
作戦次元での機動を支援できるか認識できていない。

ましてや、アフガンから「無人機万能」のバイデン政権は、さらに輪をかけて分かっていない。
それでアフガンでも「敗走」した。

それを横目でみてね。
日本は「作戦次元の火力優勢」「戦域での火力調整」というのを考え直した方がいいよ。
まずは「弾」ですがね。弾がないと話にばらんわ。

弾の生産体制を立て直して日本の備蓄を必要十分にしつつ、
ウクライナにも「155mm弾」を提供しようぜ。
それが、ロシア人に叩き込まれるなら、日本の国益にとっても吉でしょう。