焼き肉
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%84%BC%E8%82%89

東洋料理としての「焼肉」

本節では日本の「焼肉店」と称する店舗において提供されるような、
肉を焼網などで炙って食べる料理について解説する。



佐々木道雄は、現代の日本における「焼肉料理」「焼肉料理店」は
朝鮮と密接に関連していると述べている。

1930年代中頃、朝鮮南部から大阪の猪飼野に移住した朝鮮人によってカルビ焼きとプルコギが伝わり、
これらが当時、既に存在していた朝鮮食堂に取り込まれて焼肉食堂に変容する。
そして、プルコギとカルビ焼きは当時流行していたジンギスカンの影響により、
「客自ら焼いて食べる」形式を得る。

佐々木によればこれが「焼肉」の誕生であり、
この焼肉を在日韓国・朝鮮人らが、日本の料理文化に適応させながら発展させたという。

また佐々木は、焼肉の誕生に直接関与したのは朝鮮人で、
満州や朝鮮に広めたのも朝鮮人であり、
従って「焼肉は日本で誕生した」というよりは
「日本の大陸進出時に大阪・猪飼野に移り住んだ朝鮮人が生み出した」とする方が実態を表していると述べている。