「2011年3月11日。東日本大震災。

 東北沖を震源とした1000年に1度の大災害は日本人のあらゆる思考パターンや文化を変えるに至った。
 しかし、みんなが忘れそうになっていた事実があった。そう。姉歯物件だ。
 当時、震度5か6でパターンと倒れると報道された姉歯元1級建築士が設計したマンションは
 果たしてどうなっているのか?!答えは…
 ビクともしていなかった。
 当時、姉歯氏はこう語っている。
 「耐震に関してはかなりの強度を保っておりますし、震度7や8にも十分耐えられるはずです」
 ちなみに、それらの姉歯物件だが、少なくとも僕の知る限り…
 1棟もヒビ一つ入っていない。
 要は姉歯氏の言っていた言葉の方が正しかったのだ。
 国土交通省省の定める耐震強度がそもそも、あまりにも強すぎる設定になっているだけで、
 姉歯氏の計算通り、1000年に1度の地震が来ても、彼らの物件やマンションはビクともしなかったのだ。」