増刊の戦艦対決記事に出てるけど、米新戦艦は艦首浮力不足というのもたまに聞く言い方だが、浮力とは何か分かって言ってるのかと思う
このスレの>>378みたいに艦首先端に重量物があると浮力が減ると誤解してるのかと疑われる
都市伝説みたいな国別ディスり伝説はいい加減淘汰されるべき

浮力は水中体積のことだから、艦首の浮力が不足だったらQEのように水線下を出っ張らせて体積を増やしてやれば良い
第四艦隊事件で駆逐艦が艦首をちぎられたのは、長い船首楼がピッチングで水没したときに過大な艦首浮力が発生したように、悪影響すらあり得る

艦首先端に40ミリを乗せてるサウスダコタの写真を見ていかにも重そうと思うんだろうが、米新戦艦であの位置にボフォース乗せてるのはサウスダコタ一隻のみ
他の同型艦をはじめノースカロライナ級アイオワ級とも先端ボフォースはない
だから、あそこに機関砲があるから米戦艦は艦首浮力が足りないというのは、二重に間違っている
サウスダコタ一隻だけで米戦共通要因じゃ無いし、浮力とも関係ない

サウスダコタがあそこにボフォース乗せてるのは、あの艦だけ両用砲が8基しかなく対空火器の増量が必要だったのと、装備位置として首尾線方向を重視したため

確かにあの位置にボフォースを「後付け」するのは、重量バランス的には不利と言える
しかしアラスカ級、モンタナ級は新造時からあの位置にボフォースがあるので、織り込んで建造する分には航洋性能に悪影響はない
エセックス級長船体型、ミッドウェー級は艦首にボフォース2基乗せだし、インデペンデンス級、サイパン級の軽空母、デモイン、ウースターも艦首にボフォースまたは3インチ速射砲を乗せている

単に、首尾線方向の対空火器射線を米軍はこれほど重視したというにすぎない