>>285
>仮にレイテ海戦の時の栗田艦隊や坊ノ岬沖海戦での大和艦隊に米軍と同じ対空兵装を施して

もしも、本当にそうなった場合について改めて検討し直してみよう

まず米軍機は従来の戦法はとれなくなる。兵器の性能が向上すると必然的に戦法も変化する

仮にTBMが数百mほどの低高度を6〜8機編隊で整然と直進してきた場合、最初にVT信管付き高角砲弾で撃たれる
多数機が並んでるとその分だけVT信管に感知される率が高まり、単機の時と比べ6〜8倍の確率で被弾することになる

かなり離れた場所で散発的に炸裂する日本の高角砲弾に比べ、至近で的確に炸裂し続けるVT砲弾では編隊の維持は困難

海面すれすれの超低空ならVT信管が海面の反射波で自爆するかも知れないし、さらに直進飛行をせず
編隊も解いて、各機バラバラに不規則な機動を続ければ、対空砲の照準も困難となる

しかし大型で頑丈で重く鈍重なTBMが、軽快な日本機と同じように動くことは物理的に無理。どうしても動きは緩慢になる

さらに強引に接近して強力な40ミリ機関砲弾を受けたらTBMは耐えられない。米機が頑丈と言っても限度がある

米軍雷撃機の取りうる戦法は、遠距離から、各機ごとバラバラに魚雷を投下して、可能な限り早く離脱する、というものになるだろう
これなら日本側の被害は最小限に抑えられる。おそらく沈没する日本戦艦は一隻も無いと思う