>>691
基部の装甲司令塔と塔型頂部の床面積を極力確保した日仏の塔型艦橋でいくと、フランスの最適解はリシュリューよりもむしろジャンバールだろうね。

英はいつも着想には優れるも、そのハードをポンと造って提示したはいいが肝心なメカや運用が追いつかずにひと悶着てのが毎回の常で、件の箱型艦橋も特に温帯域に於ける作戦下での
空調の不備によるその居住性が問題化。
また手際よく配置され刷新された射撃管制機材にしても、省力化を期待しながらそのじつテイのイイ省人化による人員編成の弊害で、当初はその運用にも難渋し、こちらは砲術士官から
苦情が出ている。

見た目合理的で真新しい箱型艦橋は模型的にも強烈なアクセントとなる逸品であるが、実は中の状況とその苦労は見た目ほどモダンではない。

ネルソンに始まり改装艦やKGVを経て進化巨大化した英の箱型艦橋の真骨頂は、遂に戦艦の上甲板上にマルイの本館がそびえるに至ったご存知ヴァンガードやね。

まあ、米のモンタナではあの予想図通りではなくむしろデモイン的に塔型を突きつめるのか、はたまた改大和やH-39では果たしてどうなったのか、こちらの興味も尽きんけども。