「ニイタカヤマノボレ」の送信所無線塔、100年経ても丈夫な理由…カギは「火山灰」
読売 2023/08/18 09:18

太平洋戦争で真珠湾攻撃を命じる暗号を送信したとされる長崎県佐世保市の国指定重要文化財「旧佐世保無線電信所」(針尾送信所)の無線塔が、
大正期の完成から100年を経ても丈夫なのはなぜか――。

軍事施設で資料も乏しい中、調査を進めていた同県建設技術研究センターの男性が、コンクリートに火山灰を混ぜて強化していたことなどを明らかにした。
専門家は今後の保存維持につながる研究成果として注目している。(後略)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230818-OYT1T50107/

所謂「ローマン・コンクリート」が骨材としてベスビオ山の火山灰を使用した事により、2千年もの驚異的な耐久力を有したのに通じる話だな。

十分な塩抜きをしていない海砂を使った現代の鉄筋コンクリート製のビルが半世紀も持たない事すらあるのは、軍艦島の高層アパート群が
その実例になっていますしな。