仕事オタワ

>>703
VOCALOIDなどはアプローチとしては楽器ではなくあくまでも歌い手の代替品を目指しているものだった。しかし技術的な問題などで、しばらく収録音素をノート情報に合わせて発声するプレイバックサンプラーみたいなものとなっていた。これでは代替品とはいえない。

シンセサイザーでも同様に仕組みとしてプレイバックサンプラーと物理モデリングとがある。アプローチの違いでどちらが優れているかは好みによるが。再現性ではプレイバックサンプラーが良く、表現の豊かさでは物理モデリングが勝っていると言える。

AIの歌唱ソフトはその物理モデリングシンセサイザーに近いが、音素も搭載していると見られるハイブリッド型だろう。YAMAHAやコルグが得意とする物理モデリングシンセサイザーに対して、Roland的な音素とモデリングのハイブリッド、いわゆるビヘイビアテクノロジー的なものだと我が方は見ている。

何が言いたいかというの端的に表すと、非AI歌唱ソフト、AI歌唱ソフトではもはやカテゴリーが違うものだと評価してる。本来の目的がようやく結実しつつあるのがAI歌唱ソフトであり、ボーカルシンセサイザーとして別の使い道ができた非AI歌唱ソフトと言う感じで言えば良いか。