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 ウクライナ国防相情報総局(GUR)のキリーロ・ブダノフ局長が、昨年8月にウクライナ軍がザポリージャ原発(ZNPP)に攻撃をかけた作戦の詳細を明らかにした、とウクライナメディア『ニュー・ヴォイス(NV)』が9日付で報じました。

 『NV』は、8日にブダノフ局長にインタビューし、ウクライナ軍が展開してきたいくつかの軍事作戦について話を聞いています。その中で、ブダノフ局長は、ザポリージャ原発攻撃の目的と作戦の概要、そして失敗と成果について語っています。

 『NV』は、GURとウクライナ軍事指導部は、昨年、ザポリージャ原発に対して数回の軍事作戦を行い、ロシア軍の占拠から解放しようとした、と記しています。

 「ウクライナの諜報機関は、ザポリージャ原子力発電所がロシアの送電網に接続されるのを阻止するため、数回の軍事作戦を実施した。

 昨年、ウクライナ軍事指導部は、エネルホダル(※ザポリージャ原発がある市の名称)とザポリージャ原子力発電所(ZNPP)の解放に尽力した」。

 『NV』は、以下のようにブダノフ局長の発言を要約しています。ブダノフ局長は、ロシア側が、ザポリージャ原発をクリミアとウクライナ南部への送電網に接続しようとしていたため、それを妨害することと、ザポリージャ原発をロシアから解放することが目的だったが、ロシア軍が優勢で撤退せざる得なかった、と述べています。