Q.換気設備がやられたらトンネルは大丈夫なのか?

A.
山岳トンネルと同じで、全区間が全くレベル(水平)な線区などはまず有り得ませんから、トンネル出口や旅客ホームの通路階段で自然通気が発生します。
長期の運休の後に運転再開する場合は、酸素濃度よりもむしろ漏水の汲み出しが必要になり、場所によっては酸素濃度よりもむしろ硫化水素などが発生していないかを確かめる必要があります。 運行再開すれば、トンネルがあたかもシリンダーのように、電車があたかもピストンのようになり、自然に換気する作用が生じます。
ヒトは酸素濃度が18%を下回ると酸欠を感じることがありますが、地下トンネルのような大きな容積の空間ではまずその心配はありません。
話は変わりますがウクライナの製鉄所の地下シェルターは心配すべき項目がおおく、たいへん気になります。(元JR技術職/酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者)