イスラム組織「ハマス」はイスラエル人の人質解放について女性と子どもに限定するとしていましたが、ロシア系の成人男性1人を例外的に解放しました。

　ハマスは24日から始まった4日間の一時休戦中、イスラエル人50人を解放することで合意、これまで3回に分け40人を解放しています。

　26日に解放された人質14人の中にロシアとの二重国籍で25歳のイスラエル人男性が含まれていました。

　イスラエルメディアによりますと、女性と子どもに限られていたなかでの成人男性の解放は初めてで、ハマスとの合意の枠組みとは別で行われたものだということです。

　ハマスは解放に先立ち「プーチン大統領に感謝して、ロシア国籍の人質を解放する」と表明していました。

　一定の関係を維持するロシアを特別扱いすることで、残された人質を利用し国際社会の世論を揺さぶる考えとみられています。