レールガンの最新資料、装備庁が公開 次の目標は“連続射撃” 「120発発射し、高初速の維持に成功」
ITmedia NEWS 12/7(木) 19:47配信

防衛装備庁は12月5日、電磁気力で物体を撃ち出す装置「レールガン」の最新資料を公開した。
2023年中に行った連続射撃に関する試験の結果を記載したPDFの他、11月に同庁が開催したイベント「技術シンポジウム2023」のアーカイブ動画も公開。
レールガンの技術解説や、検証がどんな段階にあるか解説している。

レールガン研究ではこれまで「単射でいかに高初速の弾丸を安定して撃つか」「砲身の寿命をいかに確保するか」などを検証してきた。
しかし22年度からは連射機構や、撃った弾丸の安定性などに着手するフェーズに突入しているという。

連続射撃の際、問題になるのが「弾丸との摩耗などによる砲身レールの損傷」「砲身レールの損傷による初速の低下」の2点だ。
過去の研究では、弾丸の初期位置周辺の損傷が特に激しく、撃ち続けるたびに初速が低下する課題があった。

そこで23年の実験では、レールガンの連続射撃をかなえるため「高初速の弾丸を安定して繰り返し撃つこと」が可能か検証した。
新たな放電方式や砲身レールに新材料を採用。
結果、弾丸の初期位置にも顕著な損傷は発生せず、120発の連続射撃でも、その全てで初速2000m/s以上を達成することに成功したという。
同庁は「新たな対策を施したレールガンで、高初速の弾丸を安定して繰り返し撃つ目標を実現した」と説明している。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/41334125125a91f34365c228c7403627dd8bb02e

イイヨイイヨー これってレールガンの研究開発では遥かに先行していたはずのアメリカのそれよりも順調じゃね?

米軍もより大型の実験施設と試作電磁砲を作りながらも、現在開発中止状態なのもこの砲身の摩耗問題をクリアできなかったせいなんですかねぇ?
他にも射程ではどうしてもミサイルに劣る事や、システムとしてのコスパの問題とかもありそうですが。