なるほど、だんだんイラク=イラン情勢が分かって来ました。ことは深刻です。

やはりというか、先般のアメリカ政府の「イラク駐留軍の段階的な撤退を協議」という誤ったあstrategic comunicationにより、イランの革命防衛隊系民兵が嵩にかかって襲撃を繰り返してきてると。
イラク政府は、元々、シーア派が多いので、既にかなりイランにコントロールされていますが、全面的にイラン派のクーデターにより飲み込まれるリスクもある。
そうなると、本当に「シーア派の三日月」イラン、イラク、シリア、レバノン、ヨルダン、パレスチナが全てイランの支配下に陥り、アメリカの中東戦略が根底から瓦解するおそれあり。

この情勢なのですが、バイデン政権は、一貫した「逃げ腰」「弱腰」の政策をとってきた建前上、身動きがとれなくなりつつある。

おそらく、妥当な対策は、
○イラクからの撤退宣言を撤回し、逆にイラクのアメリカ駐留軍を増派(サージ)
○イランの革命防衛隊に対するイラン本国を含む全面的な戦略爆撃(レバノン、シリア、イラク、ヨルダン、そしてイラン本国)

現状、すでに崩壊しかかってる。
ところがバイデン政権のスタンスにより身動きがとれない。

米国が中東地域戦争の渦中に(CNN)
https://www.cnn.co.jp/usa/35214720.html

イラン国内への攻撃に踏み込まず、報復空爆で 米政権高官
https://www.cnn.co.jp/usa/35214794.html

まずいな。