IHI自身が「XF9をベース」にするとか「XF9を発展させ」などと言わずに、「要素技術を活かし」た国際共同開発を目指すと
2019年に言っているから、日英で要素技術を持ち寄った新エンジンとしか現時点では言いようがないな。
また、そのエンジンの初期試験がIHIの言うように英で行われるなら、ますますXF9系の可能性は低くなるな。
XF9やその派生型なら、それを知り尽くしている日本で組んで日本で試験したほうが効率が良いのに
わざわざ英でやるのはXG240かその派生型の共同開発エンジンをまずRRで組むからそっちで初期試験が行われるのではと考えるのが合理的。
そういえば実証エンジン事業の初期費用を出したのも英側だった。
もちろん現時点ではどちらも推測の域を出ないので「〜ベース」のような印象操作は厳に慎むべきだな。

(2019/05/17)
2018/6に納入したXF9-1エンジンで培った世界レベルの要素技術を活かし,将来戦闘機用エンジンの国際共同開発を目指す
IHI 航空・宇宙・防衛事業領域説明会
https://www.ihi.co.jp/var/ezwebin_site/storage/original/application/613cd5d046846ad4a8a6c46183daf71c.pdf

(2023/03/15)
「RRと共同開発中のエンジンは2020年代後半までにプロトタイプを完成させ30年代半ばから製造されるGCAPの初期バッチに搭載することを目指している。最初のテストは英国で行われる。」
IHI航空宇宙防衛事業領域副事業領域長 佐藤篤
https://www.janes.com/defence-news/news-detail/dsei-japan-2023-ihi-rolls-royce-progress-gcap-fighter-engine