イラン通信より

なぜ日本政府は米・イスラエルを恐れるのか? 偉大でも圧力にさらされる国民
1.イスラエルによる在シリア・イラン大使館空爆を非難せず

今月1日に起きたイスラエルによる在シリア・イラン大使館空爆では、イランの革命防衛隊幹部らが殉教する結果となりましたが、
上川外相はアメリカと歩調を合わせて、この攻撃への非難を避けました。事件を受けて開かれた国連安保理の緊急会合では、
韓国と植民地主義勢力・米英仏以外の出席国がイスラエルによる攻撃を非難したにもかかわらずです。


2.イランの合法な報復を非難

イランは国連憲章第51条にもとづいてイスラエルに報復したにもかかわらず、
上川外相は「現在の中東情勢を更に一層悪化させるものであり、深く懸念し、このようなエスカレーションを強く非難する」と述べました。
国連憲章第51条では、「この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない」と定められています。