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行動としては撤退ではあるが、目的は防御の強化。
一般的には突出部を下げて、距離的に最短になるように戦線を構築し直す。

また戦線の長さを詰めることにより、例えば1個旅団で10Km守らなければいけなかった所が、距離を詰めて5kmにすれば倍の戦力で守る事ができる。

100kmを10個旅団で守るより、50Kmを10個旅団で守った方が防御が硬くなるのは通理。
さらにこのとき、50Kmを8個旅団で守るようにしたら、Km当たりの防御力は、100km時の防御力よりも高いに関わらず、2個旅団の予備が抽出できる。

このようにして十分に防御できる長さまで後退し、戦線を整理することで、防御力の強化と予備部隊の抽出が可能になる。
当然、新戦線には地形要素を活用し、さらに防御力を上乗せできるように構築するのはお約束だ。

普段からウォーゲームをやっていると、感覚的に掴めるようになりまあすが、この戦線整理のタイミングや後退の順番が非常に難しいのも事実。

失敗例:沖縄戦の首里線撤退
成功例:WW2ノルマンディー突破後の独軍急後退と戦線再構築。(これに乗じてモンティはマーケットガーデンやって失敗。)