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90年代に士官学校やCGSCに行ってれば、まだ大規模部隊の運用は学べています。

>あと冷戦といっても80年代に構想されたAir Land Battle/Sytyker Brigade

問題は戦法(バトルドクトリン)ではなく、大規模部隊の維持・運用と日本で言えば指揮の要諦といったものが重要。
さらに作戦術の概念理解。

また最近の大規模戦闘は機略戦の系譜であるALBの流れ以外に、ポジションズウォーフェアとしてナポレオンが「戦争は位置取りの取引(War a Business of Positions)」と呼んだモノを強く意識するようになっています。
(米海兵隊は完全に従来の機略戦(マニューバウォーフェア)を捨ててそっちに鞍替え)
(で、現状のウクライナはまさにポジションズウォーフェアの様相を呈しています)

00年代にコインに傾倒した米軍内で作戦術不要論が横行し議論になったのはご存知かもしれませんが、
作戦術とは戦場や部隊の規模の大小に関わらず、コインであっても大規模な正規戦になっても必要との結論になったのは
昨今のMDB/MDOを見ても明らかです。

で一番危ないのは、この00年代に士官学校やCGSCに行ってた層

なお、SBCTは80年代ではなく、90年代後半のシンセキが提唱したIBCT(暫定中旅団)に端を発しています。
80年代は緊急展開部隊(RDF)で第9自動車化歩兵師団の方。
こいつらは主要装備に戦闘バギー(FAV)の軽攻撃大隊を持ちます。ハイテク師団とも呼ばれていました。
(メガフォースの原型)

ただし、これらでは防護に欠けるというので、暫定中旅団が提言され、最終的にストライカー旅団戦闘団(SBCT)に結実します。
(YOYOTAウォーと呼ばれたチャド内戦の後、軽車輛+ATGMが一時期流行しましたが、その後、米軍で実働演習を重ねたところ、簡単に対策できるのがバレて軽攻撃大隊は終了)