ロイター
ウクライナの首都キーウ(キエフ)で20日、ラッシュアワーの時間帯にロシアによるミサイル攻撃があり、少なくとも1人が死亡、歴史的な大聖堂や6つの大使館などが被害を受けた。ウクライナの当局者が明らかにした。12人が負傷し、うち5人が病院に運ばれたという。
ウクライナの空軍は、ロシア軍が使用した5発の弾道ミサイル「イスカンデル/KN−23」を全て撃墜したと発表した。
キーウのポプコ軍事行政長官によると、市街地の住民が爆発音を聞き、複数の建物で火災が発生。現場の写真には、屋根が倒壊し、窓が吹き飛んだビルや付近の路上で大破した車、消火活動に当たる様子が写っていた。
ウクライナ外務省は、同一の建物に入居するアルバニア、アルゼンチン、パレスチナ、北マケドニア、モンテネグロ、ポルトガルの各大使館も被害を受けたが、外交官に死傷者はなかったと述べた。