三菱のエラい人も大変だ

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ホンダの本命、三菱自動車だったのと見方…「三菱金曜会」でも統合会見が話題に

旧三菱財閥にルーツを持つ企業社長らが集まる親睦組織「三菱金曜会」。1月の懇親会で、社長たちの輪の中心にいたのは三菱自動車の社長、加藤隆雄だった。

 「あの記者会見どうだった」。社長たちの関心の矛先は、昨年12月23日にホンダと日産自動車が経営統合の協議入りを表明した会見だ。
加藤はホンダ社長の三部敏宏、日産社長の内田誠とともに登壇。三菱自も統合への合流可否を検討すると表明した。

 1時間を超える会見で、発言はわずか4分弱。「本当は出たくなかった」。加藤は周囲にこぼしていた。

 今年に入ってホンダと日産の協議が行き詰まるのを尻目に三菱自は早くから合流見送りの方向に傾いていた。日産のリストラ策が一向に見通せない中、経営を束縛されるのは得策ではない。
三菱自の株主である三菱重工業など三菱グループの意向も踏まえた判断だ。

 気乗りしない加藤をよそに、ホンダの三菱自への期待は大きかった。ホンダは米国を主戦場としているのに対し、三菱自は東南アジアに強い。
電気自動車(EV)が本格的に普及するまでの「つなぎ役」とされるプラグインハイブリッド車(PHV)に関するノウハウも、ホンダより豊富だ。補完効果は大きい。