>>353
ソ連には初陛下を統合運用し各方面軍を連携させて同時攻撃をかけて広い突破口を開き、一気に敵陣深くまで攻め込む「作戦術(operational art)」という概念があった
大粛清によって一旦は途切れたものの初戦の大敗北から立ち直る過程でジューコフらはこれを次第に取り入れていき、バグラチオン作戦ではドイツ軍中央軍集団の壊滅という大戦果を挙げている

ドイツ軍は奇襲と現場指揮官に大きな権限を与える委任戦術を多用して戦術レベルでは優位に立って緒戦では戦果を挙げたけど、独ソ戦後半になると赤軍の反攻に対しては場当たり的な対応しかできず不利になっている