ガザミンの主張まとめ

主張1:イスラエルの空爆は自衛権に基づく正当な行為であり、問題はない
 → 自衛権の行使であっても、国際人道法や比例性原則に反する攻撃は明確に違法である。
自衛権の主張は違法行為の免罪符にはならない。

主張2:G7はイスラエルの空爆を支持している
 → G7はイスラエルの自衛権を確認したのみで、ガザへの空爆や軍事行動そのものを支持する声明を出したことはない。
むしろ国際法・人道法の遵守を強く要請している。

主張3:空爆中止の命令が出ていない=合法という解釈
 → 国際法上、違法性は命令の有無ではなく行為自体の性質により判断される。
中止命令がないことと、その行為が合法かどうかは別次元の問題であり、論理のすり替えに過ぎない。

主張4:世界は動いていない、現実を見ろ
 → 実際にはICJでのジェノサイド審理や国連での多数決による人道的停戦決議など、多くの国際的な動きが進行中である。
世界は「動いていない」のではなく、外交と法のプロセスに則って動いている。

まとめ:
ガザミンは空爆の具体的違法性や犠牲の実態を一切論じることなく、「誰も止めていない」「G7が支持している」などの周辺情報に依拠した印象操作を繰り返している。これらは本質的な論点から目をそらす典型的な詭弁的手法であり、事実や法理の検証に耐えるものではない。