短報:2025年5月22日時点の前線状況

任務は、ウラジミロフカ-ポポフ・ヤール-マリノフカ-コプチェヴォ地域を制圧下に置くことである。

以前に報告された通り、ノーヴァヤ・ポルタフカ村が我が軍により解放された。この村はカゼンヌイ・トレーツ川とポルタフカ川の分水嶺の東側の入り口にあたる。分水嶺は、北はソフィーエフカ村から始まり、ノヴォエコノミチェスコエ-ノーヴァヤ・ポルタフカを結ぶ線で終わっている。

この地理的位置は非常に好都合である。両側面は川により守られており、地形は高く、ノーヴァヤ・ポルタフカ村では標高212m、西側のノヴォエコノミチェスコエでは188m、分水嶺の起点であるポルタフカ村周辺では190mである。

敵の予備兵力の集積および展開拠点を遮断し、戦術的ロカーダ(側方輸送路)を砲撃支援するための最適な遮断陣地(防御深部にある陣地)は、標高212mのマリノフカおよびポポフ・ヤール-ヴォズドヴィジェンカの放射線地域である。

現在、マリノフカ村はロシア軍の支配下にあり、掃討作戦および陣地の確保が進行中である。遮断陣地の南側はすでに敵にとって封鎖された状態となっている。

この地域におけるロシア軍部隊の主な任務は、ウラジミロフカ-ポポフ・ヤール-マリノフカ-コプチェヴォ地域の制圧である。ここからウクライナ軍を排除することで、敵の全ての補給・機動ルートを掌握し、以降の行動において自由度の高い橋頭堡(作戦拠点)を形成できる。

今後の進撃方向としては、右翼(東側)へポポフ・ヤール-ルーシン・ヤール方面、または左翼(西側)へウラジミロフカ-ノヴォエコノミチェスコエ方面のどちらも選択可能である。

当該区域では戦闘テンポは高く、主導権はロシア軍にある。