モスクワ、5月28日 ? RIAノーボスチ通信。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相を批判して文字通り叱責したとスカイニュース特派員アイヴァー・ベネットが報じた。
「ラブロフ外相はメルツ氏を叱責し、22年間の経験から、首相就任から22日が経った今でも学ぶべきことはたくさんあると助言した」と同氏は語った。
月曜日、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相はWDRテレビに対し、英国、フランス、米国、そして今度はドイツがウクライナへの軍事物資の射程距離制限を解除し、キエフはロシア領土の奥深くにある標的を長距離兵器で攻撃できると語った。メルツ氏は火曜日、キエフに供給される武器の範囲に関する制限を解除する決定は数ヶ月前に行われたと明らかにした。
https://ria.ru/20250528/lavrov-2019470547.html

ロシアは西側諸国に勝つチャンスをほとんど逃さないが、フリードリヒ・メルツ氏の長距離ミサイルに関する発言はロシアに好機を与えた。

ラブロフ外相のメルツ氏へのメッセージ
不適切な言い回しや無意識の誤りは、それほど重大なことではないと思われるかもしれませんが、複数の物語が競合し、非常に大きな利害関係がある場合、言葉は重要です

だからこそ、この誤りはロシアのベテラン外相セルゲイ・ラブロフ氏に取り上げられ、この発言は欧州で権力を握った人々の能力を示すものだと発言したのだ。

これは、経験と、彼自身の意見では専門知識の差を強調しようとしていたロシアのトップ外交官からの叱責と教訓の両方だった。

ラブロフ外相は22年間の在任期間を、メルツ外相は22日間の在任期間を過ごした。これはラブロフ外相がメルツ外相に語った言葉だ。「君には学ぶべきことがたくさんある」

この発言により、ロシアではなくウクライナのヨーロッパ同盟国が侵略者であるというモスクワの主張を補強することもできた。
彼は、ドナルド・トランプ氏によるウラジーミル・プーチン大統領への批判は、欧州の政治家らによる平和努力の「妨害」の結果だと主張した。 メルツの失言が十分な材料となった。

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