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一応、日本でも高温岩体発電と言って温泉(熱水というべきか)に頼らない地熱発電方式の研究はウン十年前から進められていて有望とされてはいた。
しかし、原発推進の邪魔になるので事実上ポシャってしまった。
ウン十年前の段階では地下何qかにある高温岩体までボーリングするのはなかなか難しいよね〜、でも開発中で見込みが立ってきたくらいの話だった。
今は、もうそれほど難しい話ではない模様。
方法論としては(1)隣接して2本のボーリングを高温岩体に達するまで行う(2)一方の井戸から水を高圧で押し込む(3)水圧で高温岩体が割れ2つの井戸の間がヒビで繋がる(4)注水井戸から送り込んだ水は高温岩体のヒビを通る時に加熱され熱水となりもう一夫の井戸から噴き出してくる(5)この熱水にはヒ素など有害な鉱物が融け込んでいるのでその熱だけを清水を通した熱交換器に移し、元熱水は注水井戸からまた高温岩体に戻す(6)熱水になった清水を蒸気タービンに送って発電機を回すというものだな。タービンを回した後の温排水はまだ熱いのでアルコールのような沸点の低い液体に熱を移して蒸気にしタービンを回すことも出来る。更にもっと沸点の低い液体に熱を映してもう1回、タービンを回すと更に効率が良くなる由。
最後に残った温排水は、地域冷暖房や家庭で利用するのだそうな。