ウクライナが戦うというなら、日本も援助を続けるべきだと思う。
理由は単純で、日本がロシアに侵略されたとき、もし日本が今ウクライナを助けていなかったら、誰も助けてくれないから。

100年単位で見れば、ロシアが日本を侵略する可能性は十分にある。実際、ここ数百年の歴史を振り返れば、ロシアが隣国に侵略行為を繰り返してきたのは常態だ。帝政ロシアはシベリアから極東に進出し、清国領を奪い、日露戦争では満洲や朝鮮半島をめぐって日本とぶつかった。ソ連時代にはフィンランドやバルト三国を侵攻し、日本に対しても日ソ中立条約を破って満洲・南樺太・千島列島を占領した。現代のロシアも、ウクライナ侵略だけでなく、ジョージアやシリアなどで軍事介入を繰り返している。

つまり「ロシアは隣国を侵略するのが通常運転」というのが歴史的な事実だし、日本が例外である保証はどこにもない。だからこそ、日本が「侵略されても他国が助けてくれる国」であるためには、今この瞬間、同じくロシアに抵抗しているウクライナを支援することが、自分の将来の保険になる。

援助をやめれば、日本は「自分のことしか考えない国」と見られる。そうなれば将来、日本が本当に危機に直面したとき、誰も助けてくれなくなる。結局のところ、今の援助は単なる慈善ではなく、自国の安全保障に直結しているんだよ。