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日経9/16によると、現時点のアルゼンチンの消費者物価上昇指数は31%の上昇。日本人の感覚では高い。しかし、ミレーの前は300%の近かった。商店は午前と午後で値上がりするので値札をつけず、給料をもらったらお金をその日のうちに物にするような状況だった。そのため、Newsweekによると、今年第二四半期は前年同期比7.6%の成長で、過去20年間でも最も高い経済成長だ。第一生命経済研究所は、ショック療法で悪化した貧困率も低下、インフレも鈍化と述べている。
しかし、これまでも放漫バラマキ経済政策のツケはまだまだ重い。特に為替レートを人為的にペソ高にしているので、その悪影響はかなりある。しかも最近では外需に不透明感が高まっている。財政収支は16年ぶりに黒字になったが、まだまだ再建途上だ。それなのにまた左翼政権が復活してバラマキをしたら一挙に元に戻ってしまう。確かにミレイは首にした多く苦の公務員や団体職員らに恨まれているし、またマスコミや知識人らに嫌われている。マスコミの話題はミレイの妹の汚職問題だ。はたして中間選挙はどうなるか。