全ウ連2科 Lansです。
以前書き込んだロシア目的分析のうち、今回の米提示によりロシアは
必達条件のすべて、ならびに可能条件の上位3つを得られます。

■必達条件：
・ウクライナ東部２州の独立・安全の確保
・ウクライナのNATO未加入の保証
・ウクライナ軍の無力化
■可能なら達成したい条件（優先順位は上から）
1）クリミア前地の確保（ヘルソン州西部地域の確保）
2）東部２州の拡大（旧州領域全体の確保）
3）東部２州とクリミアの接続回廊の確保（中間地点 マウリポリ）
------------ここまで達成--------------
4）ヘルソン全体の確保
5）ハリコフの確保
6）オデッサの確保
7）汎ドニエストル地域への回廊確保
8）キエフ占領
9）ウクライナ東部全体の確保
10）ウクライナ西部の全体の確保
11）政権打倒によるウクライナ全域の確保

ウクライナ軍の無力化については米国の保障喪失＝無力化と見なせると思います。
・ウクライナがロシアに侵攻すれば、その保証は失われる

また逆にウクライナにとっては
・ロシアは、欧州とウクライナに対する非侵略政策を法律に定める。
これは相互条約ではなく、ロシア国内法に定めることになるので、改正しようとしたら事前に判明し、本合意は自動的に撤廃され米国の本格関与が再開（断固とした軍事対応）、これはウクライナと欧州が懸念するロシアの再侵攻を大きく抑制することになると思います。これによりウクライナ/欧州が停戦に反対する根拠は大きく後退しそうです。
（国家間条約ではなくロシア国内法というのが超重要）