トランプ大統領、POLITICOのインタビューでインタビューで欧州首脳を痛烈に批判「彼らは弱いと思う」
https://www.politico.com/news/2025/12/09/trump-dasha-burns-interview-europe-immigration-ukraine-00682016
欧州に対する主張
ヨーロッパの指導者を「弱い」「腐敗し衰退した地域」と断言。移民危機を理由に、欧州の国家は「このままでは国として存続できない」と警告。
英ロンドン市のサディク・カーン市長を名指しで侮辱。検閲や政治的配慮を嫌うと言い、欧州の政界に自分の「好みの候補」を積極的に後押しすると公言。
実際にオルバンを例示し「支持する」と明言。欧州の反発を無視し、「今後も内政干渉的な支持を続ける」と述べる。

ウクライナ戦争について
ロシアが「明らかに優勢」と断定。欧州は「話すだけで何も成果を出さない」と批判。
自身が作成したという和平案をウクライナ側に押し付ける姿勢。ゼレンスキーに「選挙を実施しろ」と圧力。

金融政策
次のFRB議長には「即時利下げ支持」を絶対条件にすると宣言。中央銀行の独立性を否定する発言に等しい。

ラテンアメリカへの軍事行動
すでに大軍を派遣しているカリブ海周辺からさらに拡大し、メキシコ・コロンビアへの軍事攻撃もあり得ると発言。
ベネズエラへの地上軍投入も「排除しない」と明言。麻薬犯罪などを理由に広範な軍事行動を容認。

ホンジュラス元大統領の恩赦
麻薬密売の有罪判決を受けていた元大統領ヘルナンデスをトランプが恩赦。トランプ自身「ほとんど何も知らない」と述べ、
「知り合いに頼まれたからやった」と説明。非常に不透明で恣意的な恩赦判断。

経済・物価認識
経済を「A+が6つ付くほど完璧」と自己評価。「物価はすべて下がっている」と主張。
しかし実際はCPIは前年比+3%。2026年に控える医療保険料の大幅値上げ問題にも具体策を示さず。
実態との乖離が大きく、政策的な裏付けなし。

オバマケア補助金
2025年末で失効する補助金の延長についても「わからない」の一言。以前から「包括的な医療プラン」を出すと繰り返してきたが、今回も何も提示せず。

最高裁
トランプは出生地主義の撤廃を推進。最高裁が阻止すれば「壊滅的」と発言。アリート(75)とトーマス(77)に対しては「辞めないでほしい」と要請。